三国山(1162m)      2004年11月21日


 すっかり落葉した木々に囲まれた静かな三国山山頂(左)

 国道153号線を走り、愛知県から長野県の根羽村に入り、天然記念物の月瀬の大杉を 通り過ぎると、左手に、「池の平、亀甲岩」への表示板がある。 その前を通るたびに、 亀甲岩って何だろうと思っていた。
 今日は手軽な里山と言うことで、長野県根羽村、岐阜県上矢作町と愛知県稲武町の 3県の県境にある三国山に向かう。  国道153号線から県道101号月瀬上矢作線に入ると、右手に「池の平亀甲岩」の 標識がある。  舗装した道路を登っていくと、両側の落葉樹の紅葉が真っ盛りで、太陽の光に キラキラ輝いている。
 池の平に近づくと、道路脇や空き地に所狭しと車が駐車してあるので驚いた。  モトクロスのコース場があるが、今日は何か催しものがあるらしい。  左手の丘からは、パラグライダーを膨らませて飛ぶ立つ用意をしている。

 亀甲苑から、未舗装道路に変わり、左手の亀甲岩を通り過ぎると、 長野県根羽村である三国山の登山口がある。  周りの木々はすっかり落葉して、枯れ木の林のような林道を進むと、更に登山口がある。  そこからは、足下が見えないほどの笹をかき分けながら、赤いテープを頼りにして 山頂へと向かう。
 三角点があるので、ここが山頂かと思うようなインパクトのない三国山山頂へ。  周りの木々は落葉しているにもかかわらず、展望が利かない。  更に続く前方は岐阜県上矢作町になっている。

三国山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<愛知県稲武町にて>



 三国山登山道にある池の平の亀甲岩(右)

 三国山登頂後、登山道脇にある「亀甲岩」へ。   地上の高さ2.5m、巾2.4mの岩塊で、五角形や六角形の柱状節理が発達して、 表面が亀の甲羅状をした玄武岩の噴出岩である。 その割れ目(節理)も極めて明瞭に 発達している。  玄武岩は九州・中国地方に多く、中部・東北地方では少ない。  従って、この地方で節理の明瞭な玄武岩は珍しいが、その代表的なものは鳥取の玄武洞だろう。

亀甲岩地図の中央「+」印が岩の場所です

<長野県根羽村にて>



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21世紀からの山歩き