小谷山(495m)      2004年11月13日


 紅葉と史跡を訪ねて、長政とお市の方親子の悲哀を思い出しながら、 落葉樹林におおわれた城趾の山道を散策した。  関ヶ原インターを降りて、国道365号線にある小谷城趾バス停にて右折すると、 伊部登山口のある園地に到着する。  林道を更に登り、金吾丸跡の手前から歩き始める。
 10年振りの小谷城趾探索であるが、今回は、城主浅井長政が自害した赤尾屋敷跡や大石垣など、 丁寧に見て回り、本丸跡、山王丸跡、六坊跡に立てられた説明板を読みながら歩く。

 清水谷に下ってからの長い階段は今度こそ山頂かと何度か思わせられた。  雲一つ無い伊吹山が背後に聳え、落葉樹が色づいた山道を小谷山山頂へ。
 小谷山の城趾として最も古い大獄城趾を示す標識塔が黄色い木々に囲まれて、山頂にひっそりと 立っていた。  下山後、「お市の方の館」や「姉川古戦場跡」に寄り、更に歴史の厚みを感じた。 


                       小谷山山頂にある大獄城趾にて(右)





   小谷城趾の山王丸跡辺りから紅葉越しに小谷山を望む(左)

  小谷山地図の中央「+」印が山頂の場所です

  <滋賀県浅井町にて>


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21世紀からの山歩き