国見岳(1170m)      2004年11月10日

 御在所登山道の中道にあるキレット手前から御在所を望む(左)

 青空と紅葉を求めて、今年も国道477号の鈴鹿スカイラインを走り、御在所山の家の手前で 車を停めて、中道へ向かう。  負ばれ石や地蔵岩を過ぎ、キレットに到着したが、空はどんよりと曇り、御在所の 朝陽台辺りは雲に覆われている。
 斑のように紅葉した斜面は太陽の光が届かず、色彩としては今一歩だが、いつ見ても 素晴らしい景色である。  ガイドブックの表紙を飾る岩峰帯も過日の台風で葉っぱが吹き飛ばされたためか 生彩が乏しい。
 登山口から休憩も取らずに一気に山頂の展望台に辿り着く。  ここは、ロープウェイからも来られるが、この眺めも素晴らしい。  展望台で一休みした後、国見峠へ。

 途中で2人連れの御婦人に合う。  我々の今日の目的地である国見岳に向かうつもりが、 何処まで歩いても峠にならないので、道を間違えたかと思って引き返してきたという。  一緒に、国見岳に向かう。
 国見峠から山頂までは前回来たときは直ぐだと思っていたが、意外とある。  途中で、石門に寄り、昼食にする。  国見岳山頂では登頂の証拠写真を撮り、直ぐに国見尾根へ。
 予想外に踏み跡は明瞭だ。 天狗岩やゆるぎ岩を楽しみながらの尾根歩き。  岳不動から登ってきた人が、先回の台風で道が荒れていて危険だから、 尾根を突き進んだ方が良いとのアドバイスを受け、分岐点から1004mのピークに向かう。

 その辺りから踏み跡が不明瞭になる。 ガイドブックでは岳不動に下りる道と三叉路で 西に下る道が書かれているが判然としない。  ピーク近くで、踏み跡を探しながら、西側を歩くも、大岩の前面に出てしまった。  大岩を東に巻いて、更に南へ。 可成り明瞭な踏み跡が南に続いている。  ピーク先端辺りからまたもや踏み跡が不明瞭になり、南の谷へ道らしいのが下っている。  登山道らしい所を下るも段々道が妖しげになってくる。  登り返しては、それらしい道を下るも、最終的にはピーク先端まで登り返す。
 先端までは踏み跡は明瞭であるが、迷っていた人の踏み跡の可能性もあり、 更に明瞭な踏み跡を戻ると、大岩の南面に、西に下るような書き込みがあり、確かに登山道があった。  これでは戻らなければこの書き込みも気づかない所に書いてある。  大岩の全面に出たのが間違いで、多分、登山道は大岩の西を巻いて下る道に続いているのだろう。  そこからは順調に、藤内小屋まで一気に下る。
 裏道の途中で中道の標識が有ったので、入り込む。  道はどんどん登りになり、早く入り込んだのかと不安になり、確実性を重視して、途中で引き返し、  裏道から、鈴鹿スカイラインを戻る。  後で調べたら、その道で良く、中道との合流点の直ぐ手前で引き返したらしい。  ガイドブックをコピーして持って行くべきだったと反省する。  今回の山歩きは意外にもたもたして疲れた。

 御在所岳中道 地図の中央「+」印が中道の場所です

<三重県菰野町にて>



 国見岳山頂付近にある石門に登る(左)

 国見尾根にある巨石群を眺めながら歩く(右)

 国見岳 地図の中央「+」印が山頂の場所です


<三重県菰野町にて>

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