木曾駒ケ岳(2956m)から伊那前岳(2883m)へ
2004年7月6日
中岳から人影ひとつ見えない駒ケ岳に向かって歩く(左)
昨日、梅雨空の天気予報が突然晴れに変わったので、日が暮れてから、急遽登山の支度を始める。
この時期、
低山では暑いし、高山は天気が心配だ。 折角のチャンス到来と目標を「伊那富士」に絞る。
ひょとしたら、駒ケ岳にも登れるかもしれないと、両方とも可能なように服装計画を立てる。
当日は、朝から晴れ間が見える。 中央自動車道の駒ヶ根サービスエリアに着いたら、
千畳敷から宝剣岳までくっきり見えるので、駒ケ岳に登ることになる。
いつも満員の菅の台駐車場では、列の先頭に並び、しらび平のロープウェイへの乗り換えも待ち時間無し。
スイスイと千畳敷駅へ。 梅雨時で、敬遠された人が多いのか、普段に比べて嘘のような静けさである。
南アルプス越しに見える、富士山に祝福されながら、雲ひとつない抜けるような青空の下で、
八丁坂を乗越浄土まで登り、中岳(2925m)へ。
中岳までは登山者の姿も見えたが、中岳から駒ケ岳山頂までの登山道は人影ひとつ見えない。
やっと駒ケ岳(2956m)山頂に辿り着いたら、数組の先客がいた。
山頂からは間近に、御嶽山や乗鞍が望まれ、北アルプスも微かに遠望できた。
先客の中には、山小屋に泊まって一晩中星を眺めるつもりだと聞かせれ、今日が七夕の前日だということにやっと気づく。
山頂からは間近に、御嶽山や乗鞍が望まれ、北アルプスも微かに遠望できた。
木曾駒ヶ岳 地図の中央「+」印が山頂の場所です
<長野県駒ヶ根市にて>
伊那前岳から千畳越しに宝剣岳を望む(右)
山頂で昼食後、再び、中岳経由でコマクサを見ながら宝剣小屋へ。
一昨年、宝剣岳に登った時に、お連れが言うことには、鎖場で足が届かなかって苦労したとの話。、
今回は、宝剣岳はパスして、伊那前岳(2883m)に向かう。
最初に、一番高いピークである2911m地点に寄り、さらにピークを超える。
伊那前岳山頂からは千畳敷が箱庭のように見え、赤い屋根の千畳敷ホテルや遊歩道の右手に、宝剣岳が聳えている。
帰り道では、黒百合の群生も見られ、暑さを感じるほどの上天気にも拘わらず、
ロープウェイやバスの乗り換え待ちの時間は全く無く、スイスイと下山出来、快適な一日を過ごす。
帰り道で、「満願成就の湯」で汗を流す。
施設はかなり大規模だが、今日は女性は半額の300円、男性は割引券で400円と格安の入浴料金に、
更に満足して帰宅の道に着く。
伊那前岳 地図の中央「+」印が山頂の場所です
<長野県駒ヶ根市にて>