夕森山(1597m)        2004年6月15日


 付知川から夕森山(右手の山)を望む(左)

 付知峡の不動滝に向かう途中で、左手に舗装された下浦林道への入口がある。  その林道を進むと、数台駐車できる広場の前に、下浦林道登山口があり、先客の小牧ナンバーの 車が一台停まっていた。  登山口の横の立て札には、ハチ、マムシ注意に加えて、「熊に注意」まであった。  

 付知川東股谷に注ぐ出ヶ谷沿いに、苔に覆われた石をの上をせせらぎの音を聞きながら登ると、 小滝が連続する渓流が見えてくる。 その上を渡ってくるそよ風は、真夏日の暑さを忘れさせてくれる。  最終水場を過ぎると単調な登りになり、夕森山山頂までだらだらと続き嫌気がさす。  先ほどの小牧の車の連中だろうか、若いカップルに途中で会う。 背高のっぽの展望台が見えてきて、 間もなく山頂に至る。

夕森山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<岐阜県付知町にて>



         夕森山山頂から御嶽山の剣が峰や継母岳を望む(右)

   山頂には夕森山を示す標柱が立っていたが、文字は殆ど読めない。  どこの山にもある、登頂記念の表札も認められないので、御嶽山を背景に 記念写真を撮る。
 殆ど雪は見られないが、剣が峰(3067m)や継母岳(2867m)が手に取るように見えた。

 南に眼を点ずると、左手に恵那山(2191m)、真正面に、 二ツ森山(1223m)や笠置山(1128m)が見える。  眼を下に向けると、付知の集落が箱庭のようだ。  帰りは一気に下り、1時間半で登山口に辿り着いてが、余り急ぎすぎたのか、車に乗ったら、 足の痙攣を起こしてしまった。  夕森山山頂への往復で、結局、一組のペアーに出会っただけの静かな山行であった。

  <岐阜県付知町にて>



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21世紀からの山歩き