陣馬形山(1445m)        2004年5月8日


 陣馬形山山頂から中央アルプスを望む(左)

 明日の日曜日は雨の予報で、週末の天気は今日まで、この天気なら大丈夫と、 山頂が雪に覆われた中央と南アルプスを見るために、陣馬形山を目指して家を出る。  予め、インターネットで情報を収集。  カーナビに案内されて、国道153号線から板戸橋を渡る。
 手取沢沿いの道を林道陣馬形線の風三郎神社の石碑まで上がり、 林道沿いの林道陣馬形線登山口からスタートする。  それにしても、最近は、インターネットのお陰で登山情報が豊富になり、初めてのアプローチでも 安心して挑戦できるようになった。  改めて、お礼を申し述べたい。   

 登山道は整備されていて、登りも余りきつくないとの予備知識により、杖を持たずに歩く。  登山口には、既に数台の車が駐車していた。  
 平凡な登山道を、舗装された広い黒牛折草峠林道を何度も横切りながら登っていく。  太い幹が何本も絡み合った、蛸を思わせる赤松の巨木や、樹齢600年と云われ、 ご神体として崇められている「丸尾のブナ」の巨木に目を奪われながら、 陣馬牧場へと辿り着く。 広い尾根を北に歩くと、360度のパノラマが展開する山頂に着く。
 山頂から西を眺めると、雪を被った中央アルプスの山々が覆い被さってくる。  地元の人が、南駒ヶ岳・空木岳・木曽駒ヶ岳と、一つ一つ教えてくれる。  昨年登頂した宝剣岳が小さな三角形に見え、その左下に、黒々とした「島田娘」が確認できた。

陣馬形山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<長野県中川村にて>



 陣馬形山山頂から南アルプスを望む(右)

 山頂から東には南アルプスが甲斐駒ヶ岳から聖岳迄続いている。 南アルプスの西斜面は積雪が少なく、 逆光の為に、迫力は今一歩欠けるが、それでも左手には、仙丈ヶ岳(3033m)の堂々たる姿が見える。  正面にやや小さな北岳(3192m)、その右には間ノ岳(3189m)、更に南には、昨年尾高山から眺めた  荒川岳(3141m)や赤石岳(3120m)が確認できた。  

 再び、登山口まで下り、陣馬形林道を小渋ダムまで走り、大鹿村に入って、 塩川沿いの鹿塩温泉の奥にある梨原の「樽本の滝」を探したが、滝への降り口が分からず、諦めて帰る。

    <長野県中川村にて>



次のページへ

21世紀からの山歩き