雨乞岳(1235m)        2004年5月1日


 東雨乞岳(1225m)から雨乞岳を望む(左)

 今年の黄金週間は、上天気は前半だけとの予報で、昨晩、急遽出かけること決定。  今年の鈴鹿連峰の初歩きは、セブン・マウンティンの雄峰である、連峰第2の高峰「雨乞岳」にする。  最近、比較的楽なコースを歩てきたので、今回は健脚向けコースとして、稲ヶ谷橋から二俣分岐、 東雨乞岳のコルを経由して雨乞岳の往復に東雨乞岳にも寄ってみる。
   稲ヶ谷に入り込むと、コルまでこコースが殆ど沢登りである。  川原の岩の上をバランスを取りながら歩くには、高年者にはかなり疲れる。  それに、踏み跡が分からないので、ルートファンデングは赤いテープ探しに終始する。  標識は余りないが、木の枝などにこまめにテープが巻かれているので、それを見ながら歩けば  道に迷う心配はない。  しかし、滝の手前で、ガイドブックには滝の左、右岸方向に高巻きに登ると書いてあったのが、 テープは右手の急坂に向こうの方まで付けられていたので、記憶間違いかなと思って、 あらぬ方向に導かれたのは失敗だった。  

 今回も、尾根登りに比べて沢登りは、最後の爪も含めて、きついことを改めて実感した。  コルに上がると、清風と眺望に、大いに満足感を感じる。  特に、昨年歩いた、鎌ヶ岳から鎌尾根を経て、水沢岳迄の鋸状の山々は見応えがあった。  既に、先客のある雨乞岳山頂を目指して歩く。

雨乞岳 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<滋賀県土山町にて>



 雨乞岳(1238m)から東雨乞岳を望む(右)

 雨乞岳山頂からは、西側には、堂々たる山塊の綿向き山(1110m)が聳え、向こうには幽かに、 近江盆地が見える。  狭い山頂は登山者で満員。 早々に昼食を済ませて、今度は東雨乞山に向かう。
 山頂には私製の標識板はあるが、標高の明示はない。  地形図には山名の表示もないが、地図から約1225mと読みとれる。  北側には武平峠への登山路があり、前面に1073mの7人山が見える。  

 再び、東雨ヶ岳のコルまで戻り、稲ヶ谷を一気に下る。  今日はいつもの尾根歩きと違う筋肉を酷使したようだ。  汗を流し、疲れを癒すために、湯の山温泉の「ヘルシーパル湯の山」に寄る。  泉質はアルカリ性単純水でややツルツル感があり、疲労回復に効くという。  黄金週間の混雑を避けて、早めに帰宅する。

    東雨乞岳 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<滋賀県永源寺町にて>



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21世紀からの山歩き