三峰山(1235m)        2004年4月25日


 新緑の中を三峰山山頂へ(左)

 伊勢道勢和多気インターから降り、国道368号線から166号線を経由して、 桑原トンネルの手前で右折して、月出の里に入る。  飯高北奥林道に入り、かなり登った所に月出の里登山口がある。
   手持ちのガイドブックでは山頂まで2時間55分とあるが、登山口の標識では2時間と書かれている。  ワサビ谷を右手に見ながら、単調な杉林の間を登り新道峠へ。  傍らに小さな大日如来像がある。   

 峠から右手の尾根に向かう。 今までの杉林が落葉樹林かわり、 透き通るような新緑の中の尾根歩きが続く。  いくつものピークを通り過ぎて、三峰峠に着く。 この峠は三畝峠とも云うらしい。  三峰山を「みうねやま」を呼ぶ訳が分かった様な気がした。  意気込み反して、一時間半余りで山頂に着いてしまった。

三峰山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<奈良県御杖村にて>




 三峰山山頂から倶留尊山を中央に室生山地を望む(右)

 三峰山(1235m)山頂では、北側が開かれていて、パノラマが広がっている。  中央に端正な倶留曽山(1038m)、 その直ぐ左手に亀山(849m)、やや離れて左端に古光山(953m)、右端には大洞山(1013m)と 尼ヶ岳(958m)が一望できる。  

 山頂から南に歩くと、八丁平がある。 ヤシオツツジは流石に未だ早かったが、馬酔木は満開であった。  南側は正面に高鉢山(788m)が見え、更に向こうに迷岳(1309m)が見える。  この雄大な景色を眺めて昼食。

 予定より早く、1時過ぎには登山口に下りて仕舞ったので、月出ワサビ谷にある国内最大級規模の  中央構造線の露頭である「月出露頭」に寄る。  高さ80m、長さ約50m、勾配38.5度の露頭を間近で観察できた。

  中央構造線の月出露頭 地図の中央「+」印が露頭の場所です

<三重県飯高町にて>



八丁平で見つけた満開の馬酔木(左)       <三重県飯高町>

 

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21世紀からの山歩き