西方ヶ岳(764m)と栄螺ヶ岳(686m)      2004年4月11日

大勢の登山者で溢れる西方ヶ岳山頂(左)

 北陸道の敦賀インターから県道33号線・141号線を通り、国宝の朝鮮鐘で知られている常宮神社の 境内から西方ヶ岳登山口の標識に導かれて、急階段を登る。  間もなく、展望岩に出て敦賀湾を眺め、更に登り詰めると銀明水に至り清水を飲む。  

 更に高度を上げていくと、可愛いスミレや、だいだい色やピンク色のショウジョウバカマ の群生が登山道の両側に目立ち出す。  やがて尾根に出て、可成り歩くと前方に西方ヶ岳(764m)山頂が現れる。  山頂には、先着の団体が昼食中で大賑わいであった。  山頂東側からは駿河湾の向こうに鉢伏山など越美の山々が望まれる。

  西方ヶ岳 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<福井県敦賀市にて>



狭い栄螺ヶ岳山頂は足の踏み場もないほどの人で埋まっている(右)

 西方ヶ岳山頂から北に下ると最初のピークが現れる。  左手にカモシカ台への道が分かれている。  登山道の回りには、白い花を付けた
シデコブシ の木があちこちに見える。  三つ目のピークが栄螺ヶ岳(686m)山頂であった。  ここの山頂も登山者で溢れ、このコーズの人気の度合いが分かる。

 山頂から、浦底へ下山する。  登山道は敦賀半島を更に北へと伸び、小さな3つのピークを過ぎると、 やっと前面が開け、急坂になる。
 このコーズは一本道で良く整備されていて、自然も豊富に残っている。  これも、この半島が原発基地で、普通の里山のように人が常時入り込まない為だろう。  久しぶりに充実した登山に満足して帰る。

栄螺ヶ岳 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<福井県敦賀市にて>

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21世紀からの山歩き