御殿山(789m)         2004年4月3日

杉林に囲まれてひっそりしている御殿山山頂(左)

 八獄山を目指して、佐久間ダムに向かったが、富山村への県道1号線が不通とのことで、 急遽、予定を変更して東栄町まで戻り、御殿山に変更する。
   御殿川沿いの国道473号線を走り、千代姫荘の先の月部落に到着。  「月の花祭り」で知られている槻神社までの参道横に駐車して、先ず神社へ。  神社では毎年4月の第1日曜日が祭礼で、明日の為に参道が清掃され、 神社の正面にも、榊が飾られていた。 

 槻神社の右手に、千代姫を祀った「御殿神社」への標識があり、次々に現れる標識に従って、 杉並木を登って行くと、突然、アルペン的な容姿の明神山(1016m)が背後に現れる。
 更に杉並木を高度を上げていくと、目の前に、空一杯に枝を広げた老杉が現れ、 その後ろに、槻神社と比べて格段に貧弱な御殿神社が見える。  更に、その後ろの、山頂の標識もなく、三角点だけがある御殿山の山頂に辿り着く。

  御殿山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<愛知県東栄町>



山頂近くにある樹齢六百年〜七百年の御神木(右)

 山頂は、展望どころか、中央の狭い広場に日差しが届くだけで、昼食後、早々に下山する。  この登山道では、御殿神社前の仁王立ちのように聳える老杉と、更にその下にある、樹齢六〜七百年の 御神木である老杉のみが目を楽しませてくれた。

 正午過ぎには、下山して仕舞ったので、久しぶりに、愛知県唯一の療養温泉である「とうえん温泉」 に寄り、ゆっくりと湯に浸かる。
 南側を流れる大千瀬川に架かる「蔦の渕」には「奥三河のナイヤガラ」と云われている滝が、 増水時には川原一杯に広がり、見事な景観を川下から見られる。  今回は、温泉から左岸に降りて、側面間近にその雄姿が眺められるようになっていた。

<愛知県東栄町>

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21世紀からの山歩き