蓬莱山(1174m)と打見山(1103m)   2003年10月15日

紅葉に彩られた白滝谷の渓谷を遡る(左)

 琵琶湖の遠望や渓谷と滝に富んでいる「比良山系」は前から訪れたいと、地形図やガイドブックを 手元に用意していたが、やっと訪れることが出来た。 しかし、「比良山系」は変化に富んだ 地形が広い範囲に点在しており、今回はその極一部を歩いたに過ぎないと感じた。

 スタート地点は、比良山系の西側にある葛川坊村町からで、安曇川の支流である明王谷に入った。  麓近くの紅葉は未だ早かったが、白滝谷の渓谷は変化に富み、周りを楽しみながら歩くことが出来た。  夫婦滝から上流は紅葉もすすみ、空の青さも加わって一段と美しさを増していった。

白滝谷の夫婦滝の場所 地図の中央「+」印が滝の場所です


蓬莱山山頂に立つと山が琵琶湖に浮かんでいるような錯覚を覚える(右)

 

 夫婦滝から木戸峠までは緩い勾配の登りで、ハイキング気分で歩く。 峠からは琵琶湖バレースキー場の スキーの滑走路を登り、笹平から蓬莱山(1174m)の山頂を目指す。 山頂に着いたときは雲が広がり、 琵琶湖が墨絵のように見えた。

 再び、笹平経由でゴンドラの駅がある打見山(1103m)へ。 そこからは琵琶湖アルプスゴンドラに 乗って一気に山麓へ。 ゴンドラの窓から眺める紅葉も素晴らしかった。 遠のく山頂を眺めながら、 こんなにも高度差を登り詰めたのかと改めて思った。

蓬莱山の場所 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<滋賀県大津市にて>

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21世紀からの山歩き