恵那山(2190m)    2003年10月15日

広河原登山口から紅葉に映える本谷川を渡る(左)

 明け方近くまで降り続いた雨に、増水時渡河禁止の本谷川が渡れるか心配してきたが、渡ることが出来た。  天気は快晴に向かっており、帰りは大丈夫だと安心する。 山は登山口から紅葉しており、登山道は 赤い絨毯と敷きつめた、赤いトンネルと歩くようだった。 

 それにしても、この上天気に山頂までの間で、行き会った登山者は、横浜ナンバーに乗ってきたらしい 男性一人。 高度を上げると、紅葉した唐松が更に彩りを増してくれる。 山頂近くになると、霧が流れ出し、 木々に遮られて、眺望の今ひとつである。

恵那山の場所 地図の中央「+」印が山頂の場所です


山頂付近から眺める紅葉した富士見台(右)

 

 やっと山頂に辿り着くと、一組のパーティーと神坂峠から4時間かけて登頂したという若い男性にあった。  百名山である恵那山は3時間近くで登山できる広河原が開設されてから登山者が急増したとの情報であったが この寂しさはと訝しく思う。

 家に帰って、朝刊を広げ、晴天の天気予報だったにも拘わらす、今日の登山者が少ない理由が分かる。  登山口の前の本谷川の増水のため、無理をして渡河しようとした女性が一人流されて、亡くなられた という記事である。 天気予報によると、明け方まで雨が残るとのことで、増水を懸念した人々が 今日の登山を残念したためらしい。

富士見台山頂の場所 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<長野県阿智村にて>

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21世紀からの山歩き