ゴヤ・ガジャとキンタマーニ高原         1997年8月11日

 1932年に発見された寺院遺跡のゴヤ・ガジャの全景(左)

 ゴヤ・ガジャのゴヤは象、ガシャは洞窟を意味し、象の洞窟と呼ばれている遺跡は、 バリ唯一の石窟寺院の跡である。  大通りから谷側に降りると、盆地のようになっていて、仏教やヒンズー教の僧がここで修行をしていたと言う。
 写真左手奥に、巨大顔面洞窟が2m程の大きな口を開けていて、洞窟の中にはガネーシ神やリンガが 祀られている。  広場には、日本人観光客目当てに、老婆が数人の女の子達に日本の歌を歌わせていた。  象の洞窟の前の広場には、6体の女神が彫られ、女神が持つ水瓶から水が噴き出していた。

<バリ島・ウブドにて>


 バリ一の景観と言われているキンタマーニ高原のバトゥール湖(右)








 バリ随一の景勝地として名を馳せているキンタマーニ高原は巨大に円形劇場のようなクレーターを持つ 標高1717mの活火山であるバトゥール山とバトゥール湖が中心である。  バトゥール湖の東には2115mのアバン山、更に遥か東にはバリ島の最高峰3142mのアグン山が 聳えている。  しかしながら、日本の景勝地に親しんでいる我々にとっては、平凡な一風景に過ぎない観光地であった。

  <バリ島・キンタマーニ高原にて>

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