バサン・タブルと目玉寺
2004年1月31日
カトマンドゥの中心地にあるバサン・タブルの露店市(左)
ネパールの首都であるカトマンドゥの中心地は「宮廷」を意味するダルバール広場である。
広場中央には三重の塔を思わせるシヴァ寺院やシヴァ・パールヴァティー寺院、北に行くと、
大鬼を連想させるユーモラスなカーラ・バイラヴの像がある。
その像の前から東に一段と聳えて立つタレジュ寺院が見える。
ダルバール広場の南には、生神様の少女が住む、クマリの館がある。 館に隣接して、旧王宮の
南に広がるのがバサン・タブルの広場で、沢山の露天商がお土産品を並べている。
殆どが怪しげな骨董品や、民芸品であるが、日本人を見ると、片言の日本語で声を掛けてくる。
バサン・タブルの広場の前からは、東に、ラトナ・パークまで、歩行者専用道路を経て、
ショッピングセンターや商店が並ぶカトマンドゥの目抜き通りであるニューロードが延びている。
<カトマンドゥにて>
目玉寺と呼ばれて親しまれているスワヤンプナート寺院(右)
カトマンドゥの町の西郊2km、緑に包まれた丘の上に、白いストゥーパがあり、その上に
「四方を見渡すブッダの智恵の目」が描かれた黄金の円錐が立っている。
カトマンドゥ盆地がかっては湖であったという、寺院の開基に関係する伝説に従えば、
このスワヤンプナート寺院はヒマラヤ最古の寺院ということになる。
伝説によると、太古、神々のおわすヒマラヤの麓に大きな湖があり、大日如来が姿を現した。
旅の途中の文殊菩薩が湖の大蛇を退治し、大蛇と湖は共に消え、肥沃なカトマンドゥ盆地が後に残った。
文殊菩薩は丘の上にストゥーパを建立し、後にお釈迦様として生まれ変わる大日如来を万物の創造者として
称えたという。
<カトマンズにて>