蔦の細道
2002年2月13日
石敷きが歴史を伝える蔦の細道(左)
蔦の細道は伊勢物語に「駿河なる宇津の山べのうつつにも、夢にも人にあわぬなりけり」と歌われ、
平安時代から歩き続けられた小径である。丸子の宿と岡部の宿の間にある宇津ノ谷峠は東海道の難所と
云われてきたが、その南側の峠越えが「蔦の細道」で有り、北側の峠越えが、小田原征伐に秀吉が
行進したと云われている旧東海道である。
以前から、平安の時代を偲んで、小径を歩きたいと思っていたが、この度、丸子側から蔦の細道を辿り、
東海道400年記念で、極最近整備された岡部の「つたの細道公園」に出て、再び旧東海道を丸子まで帰り、
古代の道を満喫することが出来た。 晴天に恵まれ、一日中富士山が全貌を現して楽しませてくれた
ことも嬉しさを一段と増幅してくれた。
<静岡県岡部町にて>