3月18日 財賀寺と日本列島公園
財賀寺の仁王門(重要文化財)(左)
724年僧行基により創建された財賀寺の本堂・仁王門は源頼朝により
再建されたが、応仁年間に焼失した。現在の仁王門は鎌倉時代の三河国守護
安達藤九郎盛長が建立した。
仁王門の中にある木造金剛力士像は平安末期の寄木造りの重要文化財で、
修理のため長らく奈良国立博物館に預けられていたが、最近やっと里帰り
することが出来た。
<豊川市財賀町にて>
三河臨海緑地日本列島公園の富士山を望む(右)
豊橋市梅薮町から国道23号線を御津町に入り、交差点「臨海公園」を
左折すると三河臨海緑地に着く。その一角に、日本列島のミニチャア版が
庭園風に造られていて、回遊散策が楽しめる。
この地は、持統天皇三河行幸時に、同行した高市黒人が、安礼の崎を詠った歌が、万葉集に掲載させている由緒ある場所である。
安礼の崎の場所を示すための掲示板の代わりに、壮大に日本列島を造り、現在地に安礼の崎を示す指標を建てたものである。
富士山や御嶽山の築山や各地の特色あるモニュメントも楽しいが、太平洋を取り巻く人工海浜も素晴らしい。
しかし余り知られていないせいか、訪れる人は少ない。
<御津町安礼の崎にて>