湖水地方       2010年9月11日


 ブロートン村にある、ビーチグローブ・ガーデン(左)

 エジンバラのアペックス・ウォータールー・プレイス・ホテルにて、英国での2日目の朝を迎える。
 今日の目的地の湖水地方に向かう、エジンバラ市街から、A702号線を走ると、両側は英国特有の田園風景が広がる。  ブロートンの村に入り、A701号線のカルツァット通りを進むとB7016号線との交差点の角に、 「ビーチグローブ・ガーデン」がある。
 庭園内には人影も見えず、家の人の姿も見えないので、勝手に庭園内にお邪魔する。  ガイドのジョージさんの説明では、奥さんを早くに亡くされた御主人が一人で管理されていると云う。
 ブロートンは140世帯余りの小さな村で、観光バスが入るような道路もなく、我々のような小型車でないと無理のようだ。  ツアーで訪れることは少なく、英国庭園の穴場と云える。  庭園には5000種類以上の花々が植えられていると云う。  入園無料で有るが、入口に簡単な空き缶が置かれている。
 ブロートンの村を出ると、スコットランドと云うよりも、イングランドのような、ならだかな風景が続く。  峠を越えて、モファットの町へ。   南西スコットランドで最大の教区教会のセント・アンドリュース教会が見えてきた。
 イングランドとの国境近くの、グレトナ・グリーンの村に到着。  この村は世界的に有名な村であると宣伝している。
 この村を有名にしたのは、毎年、5000組の結婚式が行われることによる。  ゲレトナ・グリーンは駆け落ち結婚のメッカである。  国境を越えて、湖水地方へ。
 ビーチグローブ・ガーデン  地図の中央の建物がビーチグローブ・ガーデンです              <スコットランド ブロートンにて>
 ゲレトナ・グリーン  地図の中央の建物がゲレトナ・グリーンです              <スコットランド ゲレトナ・グリーンにて>
 ビーチグローブ・ガーデンを、  下記の「ビーチグローブ・ガーデン」のボタンをクリックして、62枚の写真でご覧ください。


 ウォーターヘッド・ピアで見つけた仮装の若者たち(右)

 湖水地方の最初の訪問地は、ワーズワースがその生涯で最も愛したグラスミア。
 ロサイ川の辺に、守護聖人オズワルドを祀る、聖オズワルド教会がある。  教会には、ワーズワースと妻メアリー、妹ドロシーが眠る墓がある。
 教会から、北に進むと、グラスミア・ジンジャーブレッドを売るお店がある。  湖水地方の名菓と云うので、お土産の本命として購入する。  次は、ワーズワースの作品が多く生まれた、ダヴ・コテージへ。  そこには、彼の遺品が数多く展示されている。
 レストラン「ビラ・コロンビアン」で昼食後、グラスミアからアンブルサイド経由でヒルトップに向かうと、  右手にグラスミア湖やライダル湖が現れる。  アンブリサイドの町に入ると、橋の上に建つ「ブリッジ・ハウス」が目につく。  エスウェイト湖を過ぎると、ピーターラビットの世界である、ニア・ソーリー村に到着。  絵本に出てくる、「タワー・バンク・アームズ」や「バックル・イート」に寄ってから、 ビクトリア・ポターの家があるヒル・トップへ
 小さな家なので、入場制限が行われていて、一回に数人しか入場出来ない。  家の周りの空間も、、ピーター・ラビットの絵本の舞台になっている。  ヒル・トップからウィンダミア湖の北端にあるアンブルサイドのウォーターヘッドへ。
 ウォーターヘッド・ピアからは、ウィンダミア湖を縦走して、ボウネスまでの観光船が運行している。  観光船が到着したが、観光客は欧米人のみである。  突然、乗船場にカラフルな一団が現れた。  仮装衣装を纏った、若者たちの一行で、パフォーマンスと旅を共に楽しんでいるのだろうか。  イギリス女王も乗船したという船旅を楽しむことになる。

 ヒル・トップ  地図の中央がヒル・トップです              <イングランド ニア・ソーリーにて>
 ウォーターヘッド・ピア  地図の中央がウォーターヘッド・ピアです               <イングランド アンブルサイドにて>
 グラミアスの風景を、  下記の「グラミアス」のボタンをクリックして、64枚の写真でご覧ください。


 観光客と白鳥が戯れているウィンダミア湖畔(左)

 ウィンダミア湖畔のアンブルサイドから遊覧船の「ティール号」に乗り、 ボウネスまでのクルーズを楽しむ。
 乗船場のアンブルサイド・ピアー・ウォーターヘッドの脇にある「ユース・ホステルズ・アソシェイション」の 建物が小さくなると、東岸に「ロー・ウッド・ホテル」が見えてきた。  湖水地方はイギリス随一の景勝地で、年間2000万人以上の観桜客が訪れる。
 西岸の丘の上には、ビクトリア・ポター家族が過ごしたと云う「レイ・カースル」の塔が見える。  回りの乗客は全て欧米人で、他の観光地と違って、日本人の姿は見えない。  20分余りのクルージングで、ボウネス・オン・ウィンダミアの街が見えてきた。
 その中でも一番目立つ建物が、今夜の宿の「ザ・オールド・イングランド」だ。  ボウネスはウィンダミア湖観光の中心地で、湖畔に多数の遊覧船やボート、 岸辺には大勢の観光客の姿も見える。
 人混みの中を、ボウネス・ピアーからホテルまで歩き、ウィンダミア湖を眺めながら、ティータイムを楽しむ。
 ボウネス・ピアー  地図の中央がボウネス・ピアーです              <イングランド  ボウネスにて>
 ウィンダミア・クルーズの風景を、  下記の「ウィンダミア・クルーズ」のボタンをクリックして、65枚の写真でご覧ください。

英国を歩く