ルクソール神殿を後にして、次の目的地であるエナスのクムヌ神殿に向かう。
エナスの町はルクソールの南58kmにあり、上エジプトではアスワンに次ぐ重要な町である。
クムヌ神殿は紀元前二世紀のプトレマイオス朝時代に、プトレミー六世などによって建造された。
神殿にはナイルを支配する神であるクムヌ神が祀られ、壁画には同神の他、
クムヌ・ラー神とその妻ヌプト神などが描かれている。
高さ13mの24本の柱が立つ列柱室は、ほぼ完全な姿で残っている。
壁画には祭りや天文学に関する碑文やリリーフで覆われている。
エナスはスーダンから象牙や駝鳥の羽を運んだキャラバン・ルートの終着点で、
町は白い黄金と言われた綿で繁栄した。
クムヌ神殿
地図の中央の建物が神殿です <エジプト エナスにて>
クムヌ神殿を、
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次の目的地のエドフは、ルクソールとアスワンの中間に位置し、
ルクソールの南108kmの所にある。
エドフにはプトレマイオス時代に建てられた、ホルス神を祀る神殿がある。
ホルス神は王権の守護神で、初期王朝時代より王はホルス神の化身として現世に君臨した。
神殿は長さ137m、 塔門は高さ36mでカルナック神殿に次いで第二の規模である。
塔門を潜り抜けると、大酒宴場と呼ばれる中庭に出る。
中庭の奥には列柱室があり、正面の壁に沿って6本、中央に12本の柱がある。
至聖堂の見学を最後にホルス神殿を出る。
ホルス神殿
地図の中央の遺跡が神殿です <エジプト エドフにて>
ホルス神殿を、
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コム・オンボ神殿の塔門が見えてくる。
塔門を潜って中庭に入ると、16本の列柱が台座部分のみ残して並んでいる。
第一列柱室の壁には、ハトホル神やホルス神が描かれている。
ヒエログリフで描かれているカレンダーもある。
第二列柱室には、コム・オンボの主神であるセクベ神が、鰐頭の人像として表現されている。
外壁の内側に、外科医が使う解剖用のナイフやピンセットなどが描かれ、当時の医学の水準の高さを示している。
神殿の右手に、神聖な鰐のミイラーが保存されているハトホル神の礼拝堂がある。
コム・オンボからアスワンに向かう。
コム・オンポ神殿
地図の中央が遺跡が神殿です <エジプト コム・オンポにて>
コム・オンポ神殿を、
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アスワンに近づいたら、エレファンティネ島が見えてきた。
エレファンティネ島の中央には、今夜の宿のアスワン・オベロイ・ホテルが見える。
ホテルで昼食を済ませてから、ファルッカ遊覧のためにナイル川に向かう。
ファルッカは15人乗り、船頭さんは真っ黒なヌビア人。
船頭に代わって、ファルッカの舵取りをする。
アガサ・クリスティーの「ナイルに死す」で知られている、橙色の「カラクト・ホテル」旧館が見えてきた。
夕食後、渡し舟に乗って、対岸のアスワンの街へ。
観光客向けのバザールを避けて、裏通りの現地人向けのバザールを散策してくる。
帰国後、英国人観光客がイスラム過激派に襲撃さえ、死者が出たとの新聞記事を目にしてぞっとする。
カタラクト・ホテル
地図の中央の建物がホテルです <エジプト アスワンにて>
ファルッカ遊覧を、
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