カラクリ湖       1998年6月24日


 カラクリ湖面に映るムスターグ・アタ峰(左)

 早朝、ホテル「パミール賓館」を出て、タシュクルガンの大通を散策する。
 郊外にある石頭城に寄ってから、ペシャワールから1133km離れたスバシ峠へ。  スバシ峠は平坦だが、標高4100mもある。  左手にパミール高原を見ながら、富士山山頂と同じ高度の道を進むと、 標高7546mのムスターグ・アタ峰が見えてきた。
 湖畔のレストランで食事。 ウェイトレス兼売り子はタジク族の娘たちだ。  この辺りは、少数民族のカラカツ族が住んでいて、夏の間、僅かな牧草を追って放牧している。  10元でラクダに乗って、湖畔を巡る。
 折角のムスターグ・アタ峰の山頂が雲に覆われているのが残念だ。
   カラクリ湖  地図の中央がカラクリ湖です
  <中国・新疆  カラクリ湖にて>
 タシュクルガンからカラクリ湖までの風景を、  下記の「カラクリ湖」のボタンをクリックして、39枚の写真でご覧ください。


 香妃墓として知られているホージャ墳(和卓墳)(左)

 カラクリ湖からカシュガルに向かって走ると、キルギス族のパオがある。  ここまで、ペシャワールから1191kmの距離だ。
 キルギス族は夏の間だけパオで生活する。  パオを訪問し、記念写真を撮る。 ポラロイド写真を見てお母さんが驚いた。
 カシュガルまでの草原の中に、所々に湖がある。 今の時期は雪解け水が豊富で、湖が満水に近い。  湖畔にはパオを組み立てているキルギス族が見える。  カシュガルに近づいたら、検問所があったが、まるで国境の検問所のように厳格だ。
 西遊記に出てくる火焔山を思わせる赤い山を過ぎると、  バス旅行の終点であるカシュガルに到着。   イスラマバードから1520km、ペシャワールから1350km走行したことになる。
 カシュガルでは最初に和卓墳(ホージャ族の墓)を尋ねる。  その後、解放北路を挟んで、エイティガール寺院の向かい側の日曜バザールを散策してから、 今晩の宿であるホテル「其尼瓦克賓館」へ。
 ホージャ墳  地図の中央がホージャ墳です            <中国 カシュガルにて>
 其尼瓦克賓館  地図の中央の建物がホテル「其尼瓦克賓館」です            <中国 カシュガルにて>
 カシュガルの風景を、下記の「ホージャ墳」のボタンをクリックして、39枚の写真でご覧ください。

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