ペシャワールから５３５ｋｍ離れた、チラスのホテル・シャンデリアを出発し、 ハイウェイ沿いにある岩肌に画かれた仏画を見学する。
　仏画の岩の横を流れるインダス川には、洒落た吊橋が架かっている。 　インダス川を遡ると、ナンガーバルパット山(８１２５ｍ)が見えてきた。
　カラコルム・ハイウェイは、路肩が今にも川の中に崩れそうな悪路になってきた。 　タタバニに入ると、道路の横の崖から出てくる清水が温泉になっている。
　パキスタン名物の満艦飾のトラックと遭遇しながら、インダス川とキルギス川の合流点に到着する。
　仏画を刻んだチラスの岩とインダス河に架かる橋 　地図の中央がチラスの岩とインダス河に架かる橋です　　＜パキスタン　チラスにて＞
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　イスマラバードから８５０ｋｍ、ペシャワールから６５０ｋｍ走行して、ギルギットに近づくと 屋上に記念碑が立っている建物がある。
　この上に登って、北を望むと、二つの川に挟まれて、世界の三巨大山脈が見渡せる。 　碑文には、右からヒマラヤ山脈、インダス川、カラコルム山脈、キルギット川、ヒンドゥークシ山脈と記されている。
　ギルギットのホテル・リベリアでジープに乗り換え、カールガー谷へ。 　谷に面した岩壁には、７〜８世紀に刻画された摩崖仏が見られる。
　キルギットの繁華街でジープを降りて、ギルギット・プイ橋に通じるカシュミール・バザールや パキスタン北部最大のジャマ・マスジット・モスクが面したサダル・バザールを散策する。 　再び、ギルギット川に架かるジナー橋の近くのホテル・リベリアに戻り、ハイウェイでフンザへ向かう。
　インダス川の右岸には、カラコルム・ハイウェイ建設で亡くなられた慰霊塔が建っている。 　この秘境での建設は、さぞ大変だったことだろう。 　雲の中にカラポシ山(７７８８ｍ)を眺め、道路端に多数散在している５ミリ角の宝石カーネットを拾いながら、 ペシャワールから７５０ｋｍ離れた、フンザの入り口であるカニシュに到着する。 　
　ガールガー谷 　地図の中央が摩崖仏があるガールガー谷です　　　　　　　　　　　　　　
　ジャマ・マスジット・モスク 　地図の中央の白い画面がモスクです　　　　　　　　　　　　　　＜パキスタン　ギルギットにて＞
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