タキシラ       1998年6月17日


 平山郁夫画伯もスケッチした仏像(左)

 マルガラ峠を訪れ、昔の面影を残す石畳のシルクロードを歩いてから、タキシラへ。
 タキシラ遺跡では、最初に、北部にある世界遺産の僧院、ジョーリアンへ。  この寺は、2世紀頃のシャーン朝に創建されたと云われている。
 端正なガンダーラ仏が残るこの遺跡に、平山郁夫画伯も訪れ、スケッチを残している。  ジョーリアンの見学を終えてから、タキシラ駅の近くにある「タラシキ博物館」へ行き、遺跡からの出土品を見る。

 タキシラのジョーリアン遺跡  地図の中央がジョーリアン遺跡です           
 タキシラ博物館  地図の中央の建物がタキシラ博物館です              <パキスタン タキシラにて>
 タキシラのジョーリアン遺跡の風景を、  下記の「ジョーリアン遺跡」のボタンをクリックして、31枚の写真でご覧ください。


 双頭の鷲が乗っているタキシラ・シルカップ遺跡(左)

 世界遺産に登録されているタキシラ・シルカップ遺跡は、紀元前190年頃に、 バクトリアのギリシャ人によって、計画的に建設されたと云われている。
 メインロードは巾8〜9m、長さ600mもあり、南の延長線上にハティアール山がある。  敷地内には、古代の日時計の文字盤、双頭の鷲が刻まれたストゥーパがある。  双頭の鷲は西アジアの起源であり、インド、イラン、ギリシャの融合を示している。
 次の目的である巨大ストゥーパの「ダルマラージカー」は、 シルカップからタムラ・ナーラー川を遡った山の上にある。  塔は高さ14m、直径45mもあり、マウリア朝時代の紀元前3世紀まで遡ると云う。
 タキシラからペシャワールに向かう途中のインダス川とカブール川の合流地点であるアトックで小休止、 現地の人に、チャイをご馳走になる。
 タラシキのシルカップ遺跡  地図の中央がシルカップ遺跡です                
 タラシキのダルマラージカのストゥーパ  地図の中央がストゥーパです               <パキスタン タラシキにて>

 タラシキのシルカップ遺跡を、下記の「シルカップ遺跡」のボタンをクリックして、30枚の写真でご覧ください。

シルクロードを歩く