シルクロードの旅は、パキスタンの首都であるイスラマバード近郊の、
ラーワルビンデーのパールコンチネンタルホテルからスタート。
第一日目は空路でラホールに飛び、ガンダーラ美術の宝庫である、ラホール美術館に向かう。
美術館はヴィクトリア女王治世50周年を記念して1894年に建設された。
博物館の入り口に立っている、銃を持った番人を見て、これからの旅の治安について不安に思った。
美術館の目玉は、2世紀前半の作と云われるシワリ出土の「苦行の釈迦像」である。
館内に立ち並んだ、ガンダーラ美術を代表する、ギリシャ風のガンダーラ仏も壮観であった。
美術館の前に建つ、赤砂岩の建物であるパンジャーブ大学を後にして、
次の目的地であるラホール・フォーとに向かう。
ラホール博物館
地図の中央の建物が博物館です <パキスタン ラホールにて>
ラホール博物館の風景を、
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ラホール・フォートの見学は、アウラングゼーブ時代に建設されたアーラムギーリ門も見ながら、
1673年に建設された、「バードシャーヒー・モスク」へ。
モスクの中庭では10万人が一度に礼拝できると云う。
周りには、パキスタンのお上がりさんが、日本人が珍しいのか、建物の見物より、我々の後を追ってぞろぞろ歩く。
金糸で文章を綴ったコーランを眺めている親子の姿があった。
ゲイトを潜って、フォートの中へ。
一般的謁見所である「ディワーニー・アーム」でも、パキスタン人の観光客に囲まれる。
ジャハーンギールの大広間や寝殿、見事な透かし彫りがある特別謁見室などを巡る。
ラホール・フォートの目玉は、鏡の宮殿と云われている「シャーヒ・マハル」へ。
多くのガラスの象嵌で飾られている室内は、世界遺産の輝きを披露している。
ラホール・フォートを出て、市の北部にある、世界遺産のシャリー・マール庭園へ。
ペルシャ式のこの庭園はシャージャハーンが1642年に作られたもので、
庭内に長く延びる噴水の水を出してもらったら、壮観そのものであった。
ラホールのアリバホテルに宿泊し、翌朝、イスラマバードに戻る。
ラホール・フォートのバードシャーヒー・モスク
地図の中央のがバードシャーヒー・モスクです <パキスタン ラホールにて>
シャーリマール庭園
地図の中央のがシャーリマール庭園です <パキスタン ラホールにて>
ラホール・フォートを、
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