千葉県の青葉の森公園の桜が見頃を迎えたとの情報により、新型肺炎の武漢コロナが広がり始めた中、
公共交通の、バスや電車などの三蜜を避けて、マイカーで国道16号線の京葉道路を東進し、松ヶ丘インターで降りる。
インターから西に向かうと、右手に、先日、観梅のための訪れた青葉の守公園の駐車場がある。
青葉の森公園は、千葉市街地に残された自然を生かしながら造成され、緑と調和した文化の香り高い総合公園である。
園内には約70品種1500本の桜が植栽され、千葉県のお花見スポットの一つになっている。
桜の品種としては、染井吉野の他に、河津桜や修善寺桜、八重桜などがある。
青葉の森公園の千葉県に於けるお花見人気ランキングは21位である。
例年では全国上位のスポットを訪ねるのが常で、今まで、都内を中心に行動していた。
今年はコロナ禍に見舞われ、一月末の千葉天神への入学祈願を最後に外出がストップした。
二月に入ってからは、乗り物による外出は控えていた。
バスや電車で都内に行くのは怖いけど、自家用車でのドアー・ツー・ドアーなら良いかと考えた。
それに、広い公園の花見なら、ソウシャル・ディスタンスも十分に取れるだろうと思った。
天気も良いし、今日は、絶好のお花見日和である。
振り返ってみれば、2月17日に隣の市に感染者発生、将来の籠城に備えて、保存可能な食品を大量に買い込んだ。
21日には、早めの常備薬を確保するために、病院に行き数か月分の薬品を確保する。
2月27日に、友人に、オリンピック中止の危惧のメールを送る。
2月29日には、隣接した中山競馬場では、日本中央競馬会初の無観客競馬が開催される。
マスクは勿論、トイレットペーパーまでスーパーから消える。 早めに確保しておいて良かったと思う。
3月1日市内にコロナの陽性患者が発生、以後、5か月間以上、県内で最多の陽性患者数の市になる。
公園の花見の次の日である、3月26日に東京感染者数急上昇し、首都圏封鎖も話題に俎上、花見自粛要請も出る。
3月27日に埼玉、神奈川、千葉の三県民の不要不急での東京移動の規制要請が出る。
再来年の正月過ぎには、運転免許証を返還する決心をした、従って、年初めに、ドライブは後2年間と認識した。
最後のドライブ旅行は昨年11月6日の四万温泉一泊旅行で、それ以来8ヶ月以上もコロナに阻まれている。
今年は、是非、東北地方の観桜に出掛けたいと思っていたが駄目になった。
1月末以来、5月余り、バスも電車も乗らずに、家の中で巣籠りしている。
今年は、100年に一度のコロナ禍のために、巣籠りが、初秋まで続きそうだ。
今日の読売新聞には、現在、50年に一度と100年に一度の災害が同時に起こっているとある。
確率的に、5000年に一度の現象を目にするには、余りにも歳を取り過ぎた。
東京オリンピックも予想通り延期になり、コロナの2波・3波で中止に追い込まれるだろう。
コロナの災害とオリンピックの中止により、国債の負担が大きく圧し掛かり戦後以来最大に試練を迎えるかも。
60数年前に発売されたスバル360で乗鞍に挑戦して以来、ドライブ旅行が人生最大の楽しみであった。
人生最後に残されたドライブ旅行の2年間が、コロナ禍によってもぎ取られるのは誠に残念である。
昨年の3月5日に観梅に訪れた時には満開だった河津桜は、今日は緑鮮やかだ。
園内には、旧東金街道が通っている。 古くは船橋から東金に通ずる御成街道を東金街道と称していた。
戦後に日光御成街道と名称が同じため東金御成街道とした。 渓流園の東屋に寄って小休憩をとる。
渓流園はわんぱく広場とバーベキュー会場の間の渓流である。
さくら山の東に、おはなみ広場があり、園内で桜が最も密集している場所である。
見納めとして、おはなみ広場を一周する。 青葉の森公園の観桜を終え、早めに帰宅する。
三密を避けてお花見を楽しんだが、これが、今年の最初で最後のお花見になった。
青葉の森公園
地図の中央の矢印が青葉の森公園です <千葉県千葉市中央区青葉町にて>
青葉の森公園の桜を、下記の「青葉の森公園の桜1&2」のボタンをクリックして64枚のスライド写真でご覧ください。