旧東海道散策のために、JR川崎駅で下車し、川崎駅前南交差点へ向かう。
駅の構内には、沖縄から寄贈された「石敢當」がある。
川崎駅前交差点に出て、仲見世通りの北西側にある交差点から仲見世通りに入り南東に進む。
仲見世通りは銀柳街と交差する。 銀柳街を南と西に望む。
仲見世通りを直進し、旧東海道である砂子通りの砂子二丁目交差点で、右折して新川通りへ向かう。
小土呂橋交差点に至り、旧東海道の小川町本通りを南西に望む。
小川町本通りから、今日の旧東海道散策は此処からスタートする。
新川通りの小土呂橋交差点の西、川崎駅側に、小土呂橋親柱がある。
新川掘が東海道と交わる地点に小土呂橋が架けられていた。
旧東海道の小川町本通りを京に向って歩くと、右手に、案内板がある。
この辺りから西は八丁綴の一本道になる。
案内板の横には、宿場にお泊りになる大名の関札があり、「加藤遠州守宿」と書かれている。
その場で、2人のガイドを案内している、旧東海道のベテランに会と合流し話が弾む。
川崎警察署東側入口交差点に到着して、市電通りを南東に望む。
正面にNTTドコモ川崎ビルの3本の塔が見える。
旧東海道を進むと右手に、日進町町内会館「麦の郷」があり、由来説明板がある。
芭蕉は1694年に、この辺りで「麦の穂を たよりにつかむ 別れかな」の句を詠んだ。
麦の郷から少し歩くと右手に、1830年に俳人一種が建てた句碑がある。
この年、芭蕉は伊賀への帰途、川崎宿に寄り、その年に大阪で辞世の句を残した。
京急本線八丁畷駅の前で、旧東海道は踏切を渡って左に曲る
八丁畷駅前を京急川崎駅に向って電車が通る。 右手に無縁塚がある。
八丁畷駅から旧東海道を西に進むと、東海道川崎宿史跡めぐりの案内板がある。
案内板の旧東海道を挟んで反対側に、川崎宿で、災害により命を落とした人々の霊の供養のための慰霊塔や無縁塚がある。
歩道の下に、旧東海道川崎宿を描いたマンホールを見つける。
市場上町交差点に到着。 交差点から、旧東海道を西に歩くと、右手に熊野神社がある。
熊野神社は弘仁年間に紀州から観請され、家康入国に際し武運を祈ったとされいる。
旧東海道にある小土呂橋交差点
地図の中央の矢印が小土呂橋交差点です <神奈川県川崎市川崎区小川町にて>
川崎駅から熊野神社までの旧東海道を、下記の「川崎駅から熊野神社」のボタンをクリックして45枚のスライド写真でご覧ください。
熊野神社から更に進むと左手に、江戸より五里目の「市場の一里塚」がある。
1933年に「武州橘樹郡市場村一里塚」の碑が建立され、1989年に横浜市地域文化財になった。
市場一里塚から、更に歩くと右手に下町稲荷がある。
前方に、鶴見川に架かる「鶴見川橋」が見えて来た。
鶴見川橋の初代の橋は、家康が東海道を整備した1601年頃に架けられた。
鶴見川橋は当初は釣海橋と呼ばれたが、鶴の群れを見た家康が鶴見橋と呼ぶようにと言われた。
鶴見橋(現在の鶴見川橋)は江戸を発った旅人が最初に渡る橋であった。
桜越しに、鶴見川上流に架かる東海道本線などの鉄橋を望む。
東海道本線、京浜東北線、横須賀線などが並走している。
鶴見川橋の北詰、左岸下流には市場中学校の校舎が見える。
鶴見川は川幅が狭く湾曲していて、氾濫を繰り返した。
現在の橋は1997年に完成た淡いクリーム色のアーチ橋である。
鶴見川橋は全長119.m、総幅員は18.mで両サイドに2.mの歩道が敷設されている。
鶴見橋はアーチ型の一種の二―ルセンローゼ橋を採用している。
橋桁からアーチ最上部までの高さは19mである。
鶴見川橋を渡り、旧東海道を南に進む。 歩道沿いに設けられた花壇が美しい。
横浜に入る者を取り締まった、1860年に設けられた鶴見橋関門旧跡に到着する。
旧東海道鶴見東口駅前通りを進むと、交差点の西側に鯉ヶ渕公園がある。
鯉ヶ渕公園の前に、「寺尾稲荷(現馬場稲荷社)道」への道標が立っている。 公園の南側に鶴見図書館がある。
江戸時代をイメージした、二口金一の彫刻「旅立ち」がある。 三角大通りの鶴見駅東入口交差点へ。
交差点の西に、推古天皇の時代に創建された鶴見神社がある。
鶴見神社は横浜・川崎間の最古の神社とされている。
社殿は1915年に再建された、本殿は杉山大明神と天王宮の二社相殿となっている。
境内にある清明宮に参拝。 横の石碑に三島由紀夫の文字が見える。
鶴見神社参道から旧東海道の東口駅前通りへ。
東口駅前通りを南下して、横浜銀行の前から京急鶴見駅を南に望む。
東口駅前通りから東口中央通りに左折し、京浜急行本線のガード下を潜る。
東口中央通りからベルロードつるみに入り、旧東海道を南に望む。
ベルロードつるみ沿いの、ポタパスタカフェにて軽食を摂る。
旧東海道を南に歩き、京急本線の下を潜って、西側のロータリーへ。
右手に、京急鶴見駅、左手にJR鶴見駅東口がある。 今日の旧東海道の散策を終え、JR鶴見駅へ向かう。
鶴見川橋
地図の中央の矢印が鶴見川橋です <神奈川県横浜市鶴見区市場下町7にて>
鶴見川橋から鶴見駅までの旧東海道を、下記の「鶴見川橋から鶴見駅」のボタンをクリックして48枚のスライド写真でご覧ください。