総持寺参拝の目的で、JR鶴見駅で下車、鶴見駅西口交差点へ。
西口交差点で左折して、県道鶴見溝の口線を南に向かう。 総持寺への案内板は見つからず。
鉄道のガードが左手に現れる地点で、前方に、曹洞宗大本山総持寺の標識塔を発見。
鶴見大学の校舎を過ぎると、右手に、総持寺の参道が現れる。
総持寺は、1911年石川県鳳至郡門前町から現在地に移転した。
石川県輪島市の総持寺は「総持寺祖院」と改称された
輪島市の真言律宗の経院「諸嶽観音堂」が総持寺の前身である。
総持寺は1615年に徳川幕府より法度が出され、永平寺と並んで大本山となる。
総門である三松関を潜り、長い参道を進むと、前方に、総持寺の三門が現れる。
1969年に落成した三門は、鉄筋コンクリート造りでは日本一の大きさを誇る。
三門の左右には、北の海15歳の姿をモデルにした金剛力士像が置かれている。
三門の右側には、1990年竣工、4階建ての三松閣がある。
三松閣は檀信徒研修道場、各種セレモニー会場となっていて、宿泊設備もある。
目の前に、仏殿に通じる参道にある最初の門の向唐門が現れる。
向唐門は百陂L下の前面にあり、切妻造、檜皮葺の四脚門である。
右手に行くと、香積台がある。
香積台は拝観・墓地・法要・参拝等の受付を行う総受付で、売店と休憩所もある。
中に入ると、おさすり大黒がある。 香積とは食事を調理する所で庫院、庫裡を意味する。
香積台の奥には、日本最大と云われる木彫りの大黒尊天が祀られている。
百陂L下の脇門の一つで、朝をあらわす「金鶏門」を潜ると、
右手前方に、1965年竣工の大租堂がある。
大租堂では歴代の諸禅師の頂相を安置している。 大租堂は諸尊牌も奉祀する霊場である。
境内を歩きながら、28年前の1990年5月27日に参拝した能登半島の総持寺に想いを馳せた。
大租堂は高さ36mの大建築で、内部は千畳敷の大広間がある。
大租堂の左手にある、仏殿は大雄宝殿とも呼ばれ、伽藍中心部に南面して建っている。
仏殿は2005年に国登録文化財に登録されている。 仏殿には、本尊釈迦如来像が安置されている。
隣接した、放光堂は能登から移転されて、最初に法要が厳修された記念すべき建物である。
三門の東を登った小高い丘陵にある鐘楼には、関東一の大きさを誇る大梵鐘がある
大梵鐘は1913年に1万6千人ほどの浄財で鋳造された。
大梵鐘の横には、北村西望の観音像を原型に建立した「平成救世観音」がある。
平成救世観音の前から眺める三門を最後に、総持寺から下山する。
総持寺前の越線橋を渡り、本山前通りへ。 越線橋の下は東海道本線、横須賀線、京浜東北線が走る。
真っ直ぐに進めば、京急鶴見駅東口なるも、ここで左折してガード下へ。
ガードを潜ると、目の前にJR鶴見駅があり、その前がバスターミナルになっている。
バスターミナルを挟んで、JR鶴見駅と向き合った京急鶴見駅に入り、京急川崎駅へ
総持寺
地図の中央の矢印が総持寺です <神奈川県横浜市鶴見区鶴見2丁目1にて>
総持寺を、下記の総持寺のボタンをクリックして44枚のスライド写真でご覧ください。
京急川崎駅で京急大師線に乗換えて川崎大師駅で下車する。
川崎大師駅前の大師参道入口交差点から、表参道の入口である川崎大師厄除門へ。
2016年1月4日の初詣以来の参拝である。
表参道を東に歩き、元祖住吉屋総本店の前を通り過ぎて、表参道の大師入口交差点で南に右折する。
交差点から南に進むと、直ぐ右手に、大師仲見世の通りがある。
仲見世は正月の初詣の賑わいはとは別世界で、参拝者は疎らである。
平間寺大山門の前に到着。 門の前にそば膳がある。
そば膳「はやま」入って軽食をとる。 私共は、そばよりうどんが恋しい非江戸っ子である。
窓から大山門が見える。 前回の初詣の時は、向かいの住吉で久寿餅を食べた。
平間寺は1128年建立された。 平間寺の開山は尊賢、開基は平間兼乗である。
平間寺大山門は開創850年記念事業として、1977年に落慶された。
大山門を潜ると、正面に大本堂、右手に、お護摩受付所がある。
大本堂は1964年に落慶で、本尊の厄除弘法大師を祭っている。
不動堂は1890年に創建、現在の建物は1964年に再建された。
1984年に建立された八角五重塔の中興塔はシンボルタワーだ。
つるの池に架けられたやすらぎ橋を渡る。 やすらぎ橋は2014年に完成した。
つるの池の中に鶴の噴水がある。 やすらぎ橋を渡ると、黄金に輝く釈尊像が鎮座している。
境内には、高浜虚子の句碑がある。 鐘楼堂と不動門を眺める。
不動門は、戦後、福島県より山門として移設され、現在の大山門建立で不動門になった。
初詣の時と比べ、今回は境内をゆっくり巡回して参拝できた。
仲見世で評判堂の元祖せき止め飴が目に留まったので、お土産として購入する。
松屋総本店の家傳せき止め飴は松屋だけのオリジナル商品で神奈川名産100選品である。
松屋のせき止め飴の土産を最後に、川崎大師の参拝を終える。
表参道を歩いて川崎大師駅へ。 京急大師線、京急本線を乗り継ぎ帰宅する。
川崎大師
地図の中央の矢印が川崎大師です <神奈川県川崎市川崎区大師町にて>
川崎大師を、下記の川崎大師のボタンをクリックして42枚のスライド写真でご覧ください。