南千住の隅田川                 2017年12月26日


 千住汐入大橋とシテヌープ北千住30A棟のタワービル

 隅田川の散策は、前回迄に、桜橋迄足を延ばしたので、京成関屋駅で下車してその上流を目指す。  関屋駅から都道461号の墨堤通りに出て、南東に向かって歩く。  千住曙町交差点迄来て、千住曙町歩道橋を望み、右折して千住汐入大橋へ向かう。  川の手通りを南に進むと隅田川に出る。 隅田川に架かる千住汐入大橋を渡る。  千住汐入大橋の南詰から北詰を望む。 左端に見えるのがシテヌープ北千住30A棟のタワービルである。  隅田川上流左岸を望むと、左端に都営千住関屋町アパート42号棟が見える。  隅田川右岸上流から千住汐入大橋の北詰を望むと、右手に「イニシア千住曙町」ビルが見える。  更に、右手に目を移すと、首都高速6号向島線が見える。
 右岸を下流へと歩き、汐入公園に入ると、左手に、赤い校舎の汐入東小学校、 右に、東京フロンティアシティパークのビルがある。  汐入公園には時計塔が立っている。 公園は災害時の避難広場に指定されている。  公園には、花を付けた木も見られる。 花の形からして、梅の花だろうか。  展望広場からは、隅田川に架かる水神大橋も見える。  隅田川右岸の堤防の上の遊歩道に向かう。 堤防の上からは、隅田川左岸に並行して走る、首都高速6号向島線が見える。  左に、けやき通りを跨ぐ、青い歩道橋が見える。 中央辺りに荒川区立第三中学校がある。
 水神大橋の西詰に到着する。 西詰から川の手通りの交差点を望む。 交差点の向こうがけやき通りである。  水神大橋を左岸へ渡る。 水神大橋は橋長157m、幅員17m、最大支間は102mである。   水神大橋から、上流右岸を望む。 「イニシア千住曙町」のマンションが見える。  左岸上流を望むと、コーシャハイム白髭東が見える。  水神大橋から左岸を望む。 首都高速の後のドーム型屋根が東京都リハビリテーション病院である。  隅田川左岸に沿って、首都高速6号向島線が上流に延びている。  水神大橋は1996年に自動車道路共用橋として開通した。  ここには元々「水神の渡し」という渡船場があった。  対岸の汐入公園を望む、赤い建物が汐入東小学校である。  東詰から右岸下流に望むと、瑞光橋と地上20階建てのマンション「リバーフェイス」が見える。  橋名は隅田川神社の水神宮から名付けられたと云う。  水神大橋の東詰には、向島線の堤通インターがある。  首都高速の下から東を望む。 この先に、墨堤通りの鐘ヶ淵陸橋交差点がある。
 再び、水神大橋に戻って、西詰に向かう。 右岸下流を望むと大きな茶色の屋根の白髭西ポンプ所が見える。  橋の上から下流を望む、中央が地上20階建てのマンション「リバーフェイス」、その右に産業技術高専がある。  再び、右岸に戻り、水神大橋から下流に歩く。  汐入公園は広いが、この辺りが南端で、バーベーキュー場がある。  水神橋が遠くなる、右端に、鐘ヶ淵陸橋交差点近くにあった赤と白の鉄塔が見える。  右岸の遊歩道を南に歩く、対岸の左岸は東白髭公園になっている。  目の前に瑞光橋と、その背後に地上20階建てのマンション「リバーフェイス」が見えて来た。  瑞光橋の上に昇り、歩道から上流の水神橋を望む。  瑞光橋の前では鴎が勢揃い。  この辺りは、平安の昔から鴎が見られたらしい。  六十数年前に、学校で習った伊勢物語で都鳥のことを知った。  隅田川運河に架かる瑞光橋を後にして、隅田川右岸を下流に進む。  吾妻橋辺りまでは遊覧船や屋形船が犇めいているが、ここまで来る船は殆どない。

     千住汐入大橋 地図の中央の矢印が千住汐入大橋です      <東京都足立区千住曙町にて>
千住汐入大橋から瑞光橋までの風景を、下記の「千住汐入大橋から瑞光橋」の ボタンをクリックして48枚のスライド写真でご覧ください。


 源頼朝が藤原泰衡征討の折り、祈願し大勝した石浜神社

 言問橋の存在を知って、この辺りが伊勢物語の舞台であることを知った。  かきつばたの舞台である八橋が、故郷の近くにあってので、伊勢物語は身近な存在だった。  改装中の白髭橋が見えて来た。 東詰に建つのが、リバーサイド隅田セントラルタワーである。  リバーサイド隅田セントラルタワーは地上33階建て、高さ134.mのタワービルである。  川の手通りが、隅田川右岸に並走している。 地上20階建ての「リバーフェイス」が見える。  川の手通りの向こうに、東京ガスエネルギーの丸いガスタンクと石浜神社が見えて来た。  石浜神社は、聖武天皇の神亀元年(724年)に創祀された神社である。  源頼朝は藤原泰衡征討の折り、石浜神社に祈願し大勝した。
 右岸の土手から川の手通りと明治通りの白髭橋西詰交差点に降りる。  白髭橋西詰交差点の北西には石浜城址公園がある。 北に歩くと石浜神社がある。  石浜神社は中世においては、千葉市などの崇敬を集めて大いに栄えた。  石浜神社の辺りに「隅田の渡し」があり、伊勢物語の舞台にもなった。  境内には、石浜神社と真先稲荷神社の幟が並んでいる。  境内には、富士遙拝所があり、白狐神、招来稲荷が祀られている。 「伊勢物語」の都鳥の碑もある。  石浜神社は、江戸時代は庶民の信仰厚く、隅田河畔の名所として知られていた  真先稲荷神社、戦場の先駆けたれと願いを込めて名付けられたとか。  石浜神社はご祭神に老寿神を祀っていて、浅草名所七福神の一つになっている。
 白髭橋西詰に戻る。 明治天皇行幸対鴎荘遺跡の石碑が建っている。  白髭橋から右岸を下流に進む。 上流にはリバーサイド隅田セントラルタワーが見える。  左岸前方に、東京スカイツリーが見えて来た。  東京スカイツリーは2012年に竣工されたので、もう、5年も経過したことになる。  12階建てのサングランデ桜橋が目の前に。、  右手の壁に、絵が書いてある。 「隅田川テラスギャラリー」の一つ「隅田川ウォールアートギャラリー」である。  台東区今戸地区では、浅草・今戸地域の文化や街並みの錦絵が描かれている。  隅田川の都鳥は、三河の八橋の杜若と同様、江戸の風物詩の一つである。
 東京スカイツリーの右側に桜橋が見えて来た。  桜橋は、1985年に完成した隅田川唯一の歩行者専用橋である。  桜橋は橋長169.m、幅員は中央部20m、側経間6mである。  形状は平面のX字形をしていて、橋上は、春の桜橋花まつりの会場にもなる。  桜橋は映画やドラマのロケに良く使われる。 桜橋を西詰から東詰に渡る。  左岸の墨堤通りを下流へ。 桜橋辺りの花見時期の喧騒は夢のよう。  墨堤通りから左折し、路地に入って、東京スカイツリーを探す。  向島二丁目交差点に出て、国道6号線を北東に望む。 右に行けば東京スカイツリーがある。  東京スカイツリーを目指して路地を歩き、京成押上線・本線に乗って自宅に帰る。

     石浜神社 地図の中央の矢印が石浜神社です      <東京都荒川区南千住3丁目28」の地図にて>
白髭橋から桜橋までの風景を、下記の「白髭橋から桜橋」の ボタンをクリックして44枚のスライド写真でご覧ください。

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