国立西洋美術館を目指して、上野駅にて下車、構内はクリスマス気分である。
上野駅広小路口から外に出て、中央通りへ。
上野駅広小路口前のガード下には、集団就職の古を語る「ああ上野駅」の歌碑がある。
上野駅からガードを潜って、上野恩賜公園の南口へ。 石段を上がると西郷さんの銅像がある。
上野公園に立つ西郷隆盛の銅像は、犬を連れていることで知られている。
西郷隆盛の銅像の北には、彰義隊の墓がある。 国立西洋美術館へ行く前に不忍池を散策する。
不忍池弁天堂に向かうと、右手に清水観音堂がある。
清水観音堂の前から、不忍池弁天堂を望む。 清水観音堂から不忍池へ。 天竜橋を渡って弁天堂に向かう。
参道には、明治百年を記念して建立された「めがね之碑」や藤棚の下にある「不忍池由来碑」がある。
弁天堂は竹生島の宝源寺を見立てて建立されたお堂で、弁才天を祀っている。
不忍池の弁天さまは、江戸最古の七福神である「谷中七福神」の一つである。
弁天島からボート池越しに、タワー群を望む。左端が地上30階のパークタワー上野池之端である。
弁天島からボート池と鵜の池の間の遊歩道を歩いて、ボート乗り場を望む。 不忍通りの前に来る。
不忍池の鴎は人を恐れる様子も無い。 不忍通り沿いの遊歩道を、蓮池に向かって歩く。
ボート池の向こうに、弁天堂と東京スカイツリーが見える。
ボート池の池畔には、池田政治の彫刻「鳥たちの時間」がある。
ボート池と蓮池の間の遊歩道に入って一服する。
日光で茶色に輝いている、蓮の枯れ葉はそれなりに美しい。 不忍池の中の遊歩道を、弁天島に向かって歩く。
池畔のベンチは年配の連中に占領されている。 再び、弁天島に到着、大黒天堂に参拝して上野公園へ。
像高6mの釈迦如来坐像の前に来る。 現在では顔面部のみ保存されている「上野大仏」に参拝する。
上野散策の最後は、上野の森の黄葉の中を歩く。 西洋美術館に行く前に、上野恩賜公園噴水広場に寄る。
噴水広場では、全国大陶器市が開催中である。 会場内を歩く。
佐賀の陶器や常滑焼の急須が目に付くが、今更、買いたい物も無い。
不忍池弁天堂
地図の中央の矢印が弁天堂です <東京都台東区上野公園2にて>
不忍池周辺の風景を、下記の「不忍池」の
ボタンをクリックして43枚のスライド写真でご覧ください。
「北斎とジャポニスム」展を鑑賞するために、世界遺産の国立西洋美術館へ。
展覧会の主旨は「北斎が西洋に与えた衝撃」で、モネ・ドガ・セザンヌなど多くの人が、
北斎に学び、北斎の絵の影響を受けたジャポニスムの紹介である。
日本発、世界初で、西洋と北斎の名作を集め、夢の競演として、世界10ヶ国<以上から名作を集めている。
北斎を切り口にジャポニスムという現象を読み解く、初めての大規模展覧会である。
開催期間は2017年10月21日から2018年1月28日までになっている。
最初は、葛飾北斎の「北斎漫画」を参考にしたエドガー・ドガの「踊り子たち」で、
北斎漫画と踊り子たちを対比している。
連作されたポール・セザンヌの「サント・ヴィクトワール山」も
連作作品である葛飾北斎の「富岳三十六景」の影響を受けている。
北斎漫画から影響を受けた、メアリー・カサットの「青い肘掛け椅子に座る少女」、
北斎の「牡丹に蝶」から影響を受けたフィンセント・ファン・ゴッホの「ばら」、
北斎の「三体画譜」に影響を受けた、ポール・ゴーガンの「三匹の子犬のいる静物」、
北斎の「富嶽三十六景東海道保土ヶ谷」の影響を受けた、クロード・モネの「陽を浴びるポプラ並木」、
北斎の「富嶽三十六景神奈川沖浪」が影響を与えた、カミーユ・クローデルの「波」などが
代表例として紹介されている。
シカゴ美術館やオルセー美術館で出合った印象派の作品を思い出しながら、国立西洋美術館を出る。
上野公園に立つ、野口英世の銅像を眺めてから、上野駅に急ぐ。
北斎とジャポニスム展を、下記の「北斎とジャポニスム」
ボタンをクリックして23枚のスライド写真でご覧ください。