姫路城      2015年10月08日


 姫路城三の丸から右手に天守閣、左に西の丸を望む

 兵庫県小野市にある「ホテルルートイン小野」の部屋から、 「うるおい交流間エクラ」の建物越しに朝日を望む。  北西を望むと県道23号三木宍栗線があり、その北にソロ池が見える。  西には、イオンの建物が広がっている。 このホテルは、三木小野インターから 国道175号線を北上すると左手にある。 ルートインはよく利用するホテルの一つでもある。
 ホテルを出て、高速に乗り、山陽姫路東インターを降りて姫路城へ向かい、好古園南の大手門駐車場へ。  柳並木の内堀の南を通り、内堀に架かる桜門橋を渡ると大手門がある。  橋の上からは、姫路城の天守閣が見える。  橋を渡ると、世界文化遺産 国宝 姫路城の表示板と史跡姫路城の石碑がある。  復元された大手門を潜ると三の丸広場に出る。
 三の丸広場から右手には、「リの一渡櫓」越しに天守閣、左手に西の丸が見える。  姫路城上山里下段には、羽柴秀吉が築城に最も頼りにした黒田官兵衛ゆかりの石垣がある。  菱の門東方石垣の前には、礎石を配置して天守台の平面形を再現した「天守の庭」がある。  三の丸広場の奥に、入場口があり、その先に菱の門がある。  菱の門は姫山への入口を固める櫓門で、枡形構造になっていて、冠木に花菱が飾られている。
 菱の門を潜ると、目の前に姫路城の天守閣が現れる。  三国堀の西側の道を進むと、「いの門」があり、その次にある「ろの門」も国の重要文化財に指定されている。  右手に井戸がある。 姫路城は内曲輪だけで33ヶ所の井戸がある。  「ろの門」を潜ると、前方に「はの門」が見える。  「はの門」を通り抜けると、塀越しに大天守と西小天守が見える。  いろはの名がつく門は「い」から「る」迄、11門ある。  「はの門」の前には、黒田官兵衛ゆかりの「十字紋瓦」がある「にの門」がある。  「にの門」を潜り、天守閣の西側に出る。  門を潜ると広場に出る。 右側の石垣の上の方に石臼の「姥ヶ石」、その正面に油壁がある。  石臼は「姥ヶ石」と呼んで、婆さんが寄付した石臼を秀吉が喜んで使ったとの伝説がある。  白い漆喰が塗られていない油壁は秀吉時代のものとされ、城内で1ヶ所だけ残る築地塀である。  油壁の横の「水一門」を通り、「水二門」「水三門」を通ると天守閣の入口になる。

  姫路城   地図の中央の矢印が姫路城です      <兵庫県姫路市本町>
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姫路城天守閣から左に二の丸や三の丸、右にリの門やリの一渡櫓を望む

 天守閣入口の表示板を見ながら石段を登と水四門の前に来る。  水四門を潜って左折すると、目の前に水五門が現われる。  視野が開けて、左手に「菱の門」、中央に西の丸、右に化粧櫓が見える。  姫路城は白い鷺が舞い立つように見えることから「白鷺城」と呼ばれている。  漆喰壁は白漆喰総塗籠造という工法が用いられた。
 大天守の中に入ると姫路城の解説板が並んでいる。  窓から外を覗くと、三重三階の西小天守が見える。  出格子窓から本丸広場と、右手に「リの一渡櫓」を望む。  3階にあがると、「東大柱」が目の前にある。  最上階に上がって、周りを展望する。
   右手に眼を向けると、標高59mの男山が見える。 千姫が西の丸から拝んだ天神社がある。  中央右下が三国堀と菱の門、中央が西の丸で、百間廊下が背後にある。  手前が本丸広場、左端に「リの門」、右手に「リの一渡櫓」が見える。  その向こうに、お菊井戸がある二の丸、中央の広いのが三の丸が広がる。  六階は満員電車並みに込んでくる。 三の丸広場の左側は市立動物園になっている。  姫路城天守閣から東を望むと、左端に姫路市立美術館、右手奥に賢明女子学院高校のグラウンドが見える。  北を望むと、兵庫県立歴史博物館、その右が姫路中央自動車学院、 背後に姫路工業高校、左に姫路西高等学校の校舎が並ぶ。
 6階からの眺望を楽しんで階下へ。 展望室は益々人が増えて超満員である。  姫路城の大天守の外に出る。 左に西小天守が見える。  水五門から水四門へ向かう。 観光客が石段を続々と登ってくる。  やっと姫路城の本丸広場に到着する。

姫路城天守閣の風景を、下記の「姫路城天守閣」のボタンをクリックして40枚のスライド写真でご覧ください。  


 本丸広場から白亜の姫路城の大天守と乾小天守・西小天守を見上げる

 姫路城天守閣から前に広がる本丸広場へ出る。  本丸から姫路城を望むと、5階建に見えるが、実は、6階、地下1階の7階構成になっている。  海抜45.6mの姫山に建つ姫路城の高さは、全体で、海抜91.9mになる。  姫路城は高さ14.8mの天守台の上に、高さ31.5mの大天守が建っている。  備前丸の南端から、二の丸を望むと、お菊の井戸を囲む石の柵の頭が見える。  二の丸の塀の向こうに三の丸、塀の右に「リの一渡櫓」、 その右に「ぬの門」、背後に西の丸の「カの櫓」が見える。  姫路城の国宝は大天守、東・乾・西小天守、イ・ロ・ハ・ニの渡櫓の8棟である。  石不足を補うため石棺を転用した「備前門」を潜ると、正面に太鼓櫓が現れる。  備前丸から備前門を潜り、右折すると左手に「帯の櫓」がある。  太鼓櫓に突き当たると、右手に「リの門」があり、二の丸に出る。  井戸の底から、皿の枚数を数える声が聞こえる井戸が、お菊が投げ込まれた井戸と云われている。  播州皿屋敷の怪談は、約450年前の室町中期のお話である。  二の丸広場から、右手に見える「ぬの門」に向かう、左手の建物が「リの一渡櫓」で、 明治、昭和、平成の鯱瓦が一般公開されていた。  城内で唯一の三層の櫓門の「ぬの門」を潜り抜ける。  「ぬの門」の目の前に高い石垣がある。 角の石垣は、 上に行くほど反り上がる扇を広げた曲線に似ていて 「扇の勾配」と呼んでいる。  「るの門」に向かうと左手に「をの門の跡」がある。 門は高麗門形式で、その横に「リの櫓」があった。  石垣の中に開けられた穴を出入り口とし「穴門」と呼ばれた「るの門」を潜り、 外に出ると右手に三国堀が現れる。  西の丸に行くために、再び「るの門」を潜り、三国堀の北側を西に向かう。  「いの門」を潜って「菱の門」へ。

  お菊の井戸   地図の中央の矢印がお菊の井戸です      <兵庫県姫路市本町>
姫路城二の丸周辺の風景を、下記の「姫路城二の丸」のボタンをクリックして31枚のスライド写真でご覧ください。  



姫路城西御屋敷跡庭園である好古園の活水軒の前に広がるお屋敷の庭

 「菱の門」の前を通り過ぎ、左折し西の丸へ向かうと、姫路城の天守閣が見える。  西の丸からの天守閣は、西小天守と乾小天守が組み合わさって見応えがある。  西の丸の西を囲む、長い「百間廊下」の入り口である「ワの櫓」から中に入る。  百間廊下の窓から西を望むと、姫路城に隣接する好古園が広がっている。
 百間廊下は「ワの櫓」から「化粧櫓」まで約240m続いていて、 櫓の間は渡櫓と呼ばれる長屋で結ばれている。  西北を望むと、標高59mの男山が見え、男山天満宮がある。  忠刻との幸せを願い、千姫が日々祈りを捧げたといわれている。  西の丸の長局は長屋とも言われ、奥女中が住居していた。  西の丸百間廊下の終点である化粧櫓から外に出る。 再び姫路城が現れる。  再び「菱の門」へ戻って、姫路城の観覧を終える。
 三の丸広場に出て、姫路城の天守閣を背景に記念写真を撮り、大手門を出て、姫路城の城外へ。  姫路城の大手門を出て桜門橋を渡り好古園へ、観光客が未だ続々とやってくる。  千姫ぼたん園の石垣の向こうに、姫路城西御屋敷跡庭園の好古園が見える。  好古園は西御屋敷、武家屋敷などの遺構を生かして作成された回遊式庭園である。
 園内に入ると、活水軒があり、その前にお屋敷の庭が広がっている。  好古園は姫路市制百周年を記念して造営され、平成4年に開園した。  築山池泉の庭に面した茅葺四阿「臨泉亭」を最後に好古園を後にして駐車場へ。  駐車場横のベンチで老夫婦と一緒に一服してから帰路に着く。

  西の丸と好古園   地図の中央の矢印が好古園です      <兵庫県姫路市本町>
姫路城の西の丸と好古園の風景を、下記の「西の丸と好古園」のボタンをクリックして41枚のスライド写真でご覧ください。  

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