300万本の彼岸花を訪ねて、半田の南吉の里へ。
新美南吉記念館近くの臨時駐車場からスタート。
彼岸花は半田市と阿久比町の間を東に流れる矢勝川の弘法橋から東に続いているので、川沿いを東に向かって歩く。
花は矢勝川の主に南側の土手の左右に広がっている。
今年の開花状況は、既に新聞で紹介され済みなので、盛りをやや過ぎた感じだ。
中心部に近づいてきたので、人が段々増えてきた。 コスモスの花も加わってきた。
現在、開花に合わせて「ごんの秋まつり」が開催中である。
今年の秋祭りは9月19日から10月4日まで開催中である。
「ごんの橋」に到着、狐の石造には「ごんのふるさと中山 新美南吉記念館」の文字が見える。
新美南吉記念館が近くにあり、お休みどころでは地元産物の販売もされている。
地元の人々が、童話「ごんぎつね」の世界を矢勝川に再現したいと考え、彼岸花を26年間植え続けた。
今ではこの時期に、300万本の彼岸花が一斉に花を咲かせる。
「ごん」とは新美南吉の童話「ごんぎつね」に登場する悪戯好きの子狐である・
矢勝川で漁をしていた兵十さんからうなぎを盗って・・・
パンフレットでは、続きは新美南吉記念館で」と云う言葉で終わっている。
彼岸花と稲穂の緑のコラボも見事だ。 ごんぎつねの稲穂によるアート作品も作られている。
所々に、赤い彼岸花に混じって、白い彼岸花も見られる。
黄色い彼岸花もあるが、何と言っても赤の彼岸花が素晴らしい。
東の端近くにある岩滑西橋は「お殿橋」と呼ばれ、家康が阿久比の坂部城に住む生母於大の方を訪ねる際に渡ったと云う。
弘法橋からお殿橋まで東西1,5kmに渡る、彼岸花が咲く堤歩きを堪能し、満足して帰路に付く。
岩滑西橋
地図の中央の矢印が岩滑西橋です <愛知県知多郡阿久比町植大植高田にて>
矢勝川の彼岸花の風景を、下記の「矢勝川の彼岸花」のボタンをクリックして28枚のスライド写真でご覧ください。
豊浜の「魚ひろば」寄ってから、知多半島羽豆岬の散策に向かう。
半島の先端にある羽豆神社に到着。 羽豆神社の鳥居の前から、知多半島の西海岸を望むと、
海岸線が北へと続いている。
羽豆神社の境内は、ウバメガシを主とした暖地性常緑樹林が茂っている。
羽豆岬の高台には、最近新設された立派な展望台が立っている。
展望台に登り、東を望むと日間賀島が目の前に見え、
知多半島と日間賀島の間には多くの漁船が行き来している島が見える
左の目を移すと、半島の先端にある師崎漁港が見える。
漁港の堤防の向こうには、三河湾越しに、幡豆の山々が見える。
師崎の町並みの向こうの山の上には愛知県南知多老人福祉館のビラ・マリーン南知多が建っている。
東に日間賀島が見え、その南に築見島が見える、その背後に渥美半島の山々が見える。
展望台の近く、明神山に羽豆岬城址がある。 岬の先端の羽豆神社へ向かう。
羽豆神社の前には、加藤清正が奉納するために持ってきたと云われている石がある。
神社の現在の本殿は今から300年ほど前に立て替えられた、
平安時代の延喜式に記載された式内社である。
羽豆岬の先端の展望台から日間賀島を望む、南に築見島、その南に篠島がある。
岬の沖の海の中に灯台がある、左に伊良湖岬、右に神島が見える。
篠島の背後には渥美半島の先端に立つ火力発電所の二つの鉄塔が見える。
羽豆岬の先端から漁港への南登り口へ降りる。
岩の上に立って三河湾を眺める、三河湾は渥美湾と知多湾から成り立っている。
子供の頃は、夏は毎日三河湾の海にいた、玉音放送が流れた時も三河湾の海の中にいた。
海に突き出た堤防の先端には、釣り人の姿も見える。
港の遥か向こうに、発売時に見に行った知多ナポリタワーが見える。
羽豆岬は、廣津和郎の「崖」の舞台にもなった。
羽豆岬には、作詞秋元康・作曲太田美知彦・歌SKE48の「羽豆岬」の歌碑や、
「玉姫様」の社、「宗良親王御詠歌碑」が立っている。
師崎港側の参道入口に立つ鳥居を最後に羽豆岬を後にする。
羽豆神社
地図の中央の矢印が羽豆神社です <愛知県知多郡南知多町師崎明神山にて>
羽豆岬の風景を、下記の「羽豆岬」のボタンをクリックして35枚のスライド写真でご覧ください。