異人館散歩            2009年11月06日


 白亜の壁と緑の桟が鮮やかな旧パナマ領事館(左)

 神戸散策は新神戸駅からスタートし、異人館散歩から開始。  旧パナマ館の前にある「異人館共通販売所」にて共通券を買う。
 手始めは、明治末にヒルトン邸として建てられた「旧パナマ領事館」へ。  領事の執務室や食堂、居間などを当時のまま再現している。
 旧パナマ領事館の左手前には、「英国館」がある。  玄関には、ジャガー・ダイムラー、2階にはシャーロック・ホームズの部屋があり記念撮影が出来る。  19世紀ビクトリア時代に貴族の館にあったというバーカウンターも見ものだ。
 英国館の東に、外国人向けアパートとして使われた、洋館長屋の「仏蘭西館」がある。  ガレやドーム兄弟のガラス工芸品など、フランスの美術品が展示されている。  バス停「北野異人館」の前にある狩猟家のベン・アリソンの邸宅であった「ベンの家」がある。  館内には、彼が射とめた体長2.6mの北極熊の剥製や世界最大級のムースの剥製がある。
 「ラインの家」は異人館の中で唯一、無料開放されているて、 外壁の下見板の横線の美しさから「ラインの館」と名付けられた。
     旧パナマ領事館    地図の中央赤い「+」印が領事館の場所です           <兵庫県神戸市中央区北野町2丁目にて>
 旧パナマ領事館からラインの館までの散策風景を、  下記の「異人館街の散策1」のボタンをクリックして、54枚の写真でご覧ください。


 外壁が魚のウロコのように見える「うろこの家」(左)

 ラインの館の向いには、永田萌氏の原画が展示されている「神戸北野美術館」がある。  美術館の前の坂を上がると、明朝から清朝にいたる美術品や家具が配してある「旧中国領事館」がある。
 領事館の西隣には、外国人の社交場になっていて、当時の会員制倶楽部である「北野外国人倶楽部」がある。  館内には、ブルボン・ビクトリア王朝時代に貴族が使っていた家具・調度品が陳列されている。  屋外の欧風庭園にはミニ礼拝堂もある。
 北野外国人倶楽部の正門を出ると、正面に外国人向けの貸家として建てられた「山手八番館」がある。  英国の伝統的建築で塔状の家屋が3棟連なるチューダー様式の建物である。
 山手八番館を出て、南側を西に進むと、「うろこの家・うろこ美術館」がある。  外人用の貸家として建てられ、建物の外壁を飾る天然石のストレートが、 魚のウロコのように見えることから「うろこの家」の名がある。
 うろこの家の前のオランダ坂を下ると、右手に「ウィーン・オーストリアの家」がある。  左手には、オランダ貿易商チャーリー・エリオン邸で、庭に風車がある「本家オランダ館」がある。
 右折して、西に歩くと、北野天満神社の前に、「北野ガラス館」がある。  神社に参拝し、石段を登って、展望台から市街地や風見鳥の館を望む。
 うろこの家    地図の中央赤い「+」印がうろこの家の場所です           <兵庫県神戸市中央区北野町2丁にて>
 風見鶏の館から生田神社までの風景を、  下記の「異人館街の散策3」のボタンをクリックして、51枚の写真でご覧ください。


 異人館街のシンボルで重要文化財の風見鶏の館(左)

 北野観光案内所二階の「風見鶏のタマゴ」でオムライスを食べる。
 北野界隈が観光地として脚光を浴び始めたのは、1977のテレビドラマ「風見鶏」による。  風見鶏の館は北野・山本地区に現存する異人館では唯一のレンガ外壁の建物で、 国指定重要文化財になっている。
 風見鶏の館の隣には、重要文化財に指定され、異人館街の目玉になっている萌黄の館がある。  木造2階建て下見板張りで、異なる2つの張出し窓があり、建設当時の鶯色に復元されている。  萌黄の館を出ると、隣に、テディベアの館「ザ テディベア ミュージアム」がある。
 ハンター坂を下り、右折して、山本通りを西に進むと「シュウエケ邸」があり、 住人が、2階に住んだままで、一般に公開されている。  山本通り3丁目から、異人館時代から続く神戸のメインストリートであるトアロードを南に向かうと、  北野小学校の東校舎を活用した「北野工房のまち」がある。
 最後に、、日本書紀にも登場する生田神社へ。  神社は神功皇后が朝鮮から帰った翌年、稚日女尊を祀って創建したと伝わる。  異人館街散策を終えて、神戸ベイシェラトンホテルの部屋から六甲アイランドの夜景を望む。
 風見鶏の館    地図の中央赤い「+」印が風見鶏の館の場所です           <兵庫県神戸市中央区北野町2丁にて>
 風見鶏の館から生田神社までの散策風景を、  下記の「異人館街の散策3」のボタンをクリックして、56枚の写真でご覧ください。

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