冬の奈良散策             2009年2月8日


 石光寺の境内で、藁帽子の下で一輪だけ咲く寒ボタン(左)

 冬の奈良散策は道の駅「ふたかみパーク当麻」からスタート。  道の駅の西側の丘に「葛城市ニ上山ふるさと公園」がある。
 456段の石段を登った展望台には「大津皇子」の「鎮魂の鐘」がある。  展望台の背後には二上山、遠くには大和三山も見える。
 公園には「おもちゃ館」があり、水車小屋のある北谷池には太鼓橋が架かっている。  公園を出て、北良池や地蔵堂の横を通り、寒ボタンを尋ねて石光寺に向かう。
 寺には、中将姫が当麻曼荼羅を織った時、蓮糸を洗ったと伝えられる「染の井」や 「中将姫の立像」と「想観の沙」がある。  寒ボタンはもう時期が過ぎていたが、蝋梅が満開で、梅の花も咲いていた。  それに、花の寺らしく、「弥勒堂」の前の満作や寒菖蒲も色を添えていた。
 石光寺から傘堂へ向かう。 途中で傘堂や高雄寺跡、厳島神社がある。
    石光寺    地図の中央の赤い「+」印が寺の場所です    <奈良県葛城市染野にて>
 石光寺の周辺の風景を、  下記の「石光寺」のボタンをクリックして、45枚の写真でご覧ください。


 国宝の両塔が唯一残っている當麻寺の東塔(左)

 本多政勝の慰霊のために建てられた傘堂や大津皇子の歌が書かれた石碑が立っている公園に 立ち寄りながら當麻寺に向かう。
 仁王門の前にある「菊水」にて山菜料理を食べてから、東大門である仁王門を潜って当麻寺境内へ。  国内最古の梵鐘の一つである天平期の作品で国宝の梵鐘を納める鐘楼や 茶人片桐石州が好んだといわれる庭園がある塔頭「中の坊」、石庭付き廻遊式特別庭園がある塔頭「千仏院」がある。
 日本最古の石灯籠が立っている当麻寺の金堂、1302年に再建された講堂、 「当麻曼荼羅」がある国宝の本堂を見てから、花の寺である西南院、 異国風の南門や奥院楼門がある牡丹の名所奥院を覗いて、「二上山ふるさと公園」に戻る。  途中に、五輪塔と十三重石塔が立つ、中将姫の墓塔があった。
 帰路の途中で、「倉塚古墳」「一本松古墳」「乙女山古墳」などがあり史跡公園になっている「馬見丘陵公園」に寄る。
    当麻寺    地図の中央の赤い「+」印が寺の場所です
   <奈良県葛城市当麻にて>
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