東海自然歩道(青木ヶ原コース)     2004年5月22日


 鳴沢氷穴から東海自然歩道にて青木ヶ原に入る(左)

 豊橋中日文化センターが主催する中日カルチャーウォークの「富士・青木ヶ原樹海を歩く」のコースに 参加する。  名鉄東岡崎駅から乗車、東名から国道139号線に入り、鳴沢氷穴にて下車して、東海自然歩道を歩き、 青木ヶ原の樹海の中に入る。  入口で直ぐに目に付いたのは、自殺防止の掲示板であった。
   富士山北西麓に広がる青木ヶ原樹海は、今から約1200年前、富士山の大噴火で西麓一帯が流出した 溶岩流により埋められ不毛の溶岩の原となった。  その溶岩流上に樹齢330〜360年ほどの栂や桧などの針葉樹の原生林が出現した。  一年中美しい緑の木が海のように見えることから「樹海」と名付けられた。

 樹海の中に入り込むと、苔に覆われた溶岩台地とその上を更に覆う木々は、緑一色の世界を提供し、 他の歩行者と全く遭遇することもなく、自然の中にとけ込んだ感じである。  富岳風穴からの合流点に到着すると、突然賑やかになる。  そこで昼食になる。

鳴沢氷穴 地図の中央「+」印が氷穴の場所です

<山梨県鳴沢村>



 青木ヶ原の樹海の中の東海自然歩道を歩く(右)

 磯貝浩氏が「富士山」で「太古のままの面影をのこす大樹海」「千古の謎を秘めて静かにそよぐ樹海」 「250種に及ぶ老木が根を張って昼なお暗く道路以外は未だ人跡未踏の自然境」など、青木ヶ原の 樹海を紹介した文章を載せている。
 それらの先入観に染められて仕舞ったのか、それとも、国道139号線の直ぐ横を併走する 東海自然歩道を歩いているためか、樹海に対し神秘性も、新鮮みも感じない。  

 この前、ベナレスでグループの一行を見失い、スラム街を2時間半も一人で彷徨い、、 「ベナレスのスラム街」を彷徨うのは、まるで青木ヶ原の樹海を彷徨うようだと思ったが、 実際、樹海を歩いてみて、ベナレスの
スラム街の樹海  の方が、格段に恐怖感を味わった。  精進湖近くの国道に出たら、雨に襲われ危機一髪で車に逃げる。

精進湖の出口 地図の中央「+」印が出口の場所です

<山梨県上九一色村>



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