藤原岳の福寿草
2003年3月23日
天狗岩への登山路で見つけた福寿草(左)
今年は残雪が多いので、福寿草には未だ早いかもと思いながら、上天気に誘われて急遽、藤原岳を目指す。
8合目の手前から、登山路はアイゼン無しでは足下がもどかしい。 9合目までは登山道両側の雪が解けた
日溜まりに所々、福寿草が目に付いた。 しかし、9合より上は雪が一面に広がって殆ど目に留まらなかった。
関東から、花の百名山、藤原岳の福寿草を見にやって来た二人ずれの女性は花の少なさにガッカリしたようだ。
藤原小屋から天狗岩に向かう北側の南斜面は、雪が解け地面が広い範囲で顔を出し、福寿草の群生が辛うじて
見みられた。 しかしながら、登山路と群生地の区別が明確でなく、吃驚するほどの多くの登山者により、
踏みにじられる恐れがある。 車山のニッコウキスゲ群生地の如く、登山者の行動を厳格に規制しないと
遠からず、藤原岳の福寿草は昔の話になってしまうだろう。
<三重県藤原町にて>