小田原城の梅   2003年1月29日

 江の島岩屋から相模湾を望む(左)

 江の島神社本社の辺津宮から中津宮、奥津宮と参拝し、更に奥に行くと、その昔、弘法大師や日蓮上人が 修行した場所といわれている海蝕洞窟の江の島岩屋がある。 第一岩屋が152m、第二岩屋が112m あり、渡された手蝋燭を頼りに暗い洞窟内を探索できる。 岩屋を繋ぐ回廊からは強風が吹き付ける相模湾が 展望できる。

 相模湾越しには、山頂に雲に架かった富士山が望まれたが、山頂にへばりついた傘雲がなかなか動かず、 富士の全貌を見ることが出来なかった。 地元の人の話では、風の強い日は江の島から富士山は見えないと のこと。 しかし、帰りに湘南海岸沿いに車を走らせたら、目の前にぐんぐん迫ってくる富士を眺めながら、、 もう一つの富士の姿を脳裏に刻むことが出来た。

<神奈川県藤沢市にて>

 小田原城を背景に花開く紅梅(左)

 未だ寒風の吹きまくる日本列島の中で、此処だけは別世界なのか、小田原城に来てみると梅の花が 一面に咲き誇っていた。 この城は室町時代に大森氏の築いた山城が前身で、北条氏の居城になったが、 秀吉に落城させられ、江戸時代には大久保氏が城主となった。 天守閣は昭和35年に復興され、 3層4階の天守櫓に、多門櫓・続き櫓を付した複合式である。  

 本丸横のお休み処では、「早雲そば」と「北条うどん」があるが、特に「北条うどん」は梅干しで味付けされていて、 梅の花の咲く頃には、うって付けの食べ物である。

<神奈川県小田原市にて>


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