紫香楽宮
2001年11月18日
現地説明会で集まった人々(左)
742年に造営が始まった聖武天皇の都である紫香楽宮は、今回の新たな発掘で、従来から史跡に指定され
、地図に明記されている紫香楽宮跡(甲賀寺跡)ではなく、宮町遺跡が紫香楽宮の中枢部であることが判明した。
紫香楽宮は当初、恭仁宮の離宮として造営され、745年には正式な都となったが、地震や山火事が
相次いだため、わずか5ヶ月ほどで平城宮に遷都された。
<滋賀県信楽町にて>
紅葉した木々に囲まれた鶏鳴の滝(左)
国道422号線から大戸川に沿った県道334号線を南下し、更に、その支流神有川に沿った、車がやっと
1台通れる狭い道を山の中に入って行くと、高さ6m、幅5mの鶏鳴の滝がある。
滝の近くの説明板に寄ると、この滝の東方に聳える笹ヶ岳山頂に古い寺跡があり、元旦の朝になると
この寺跡の閼伽池から黄金の鶏が現れ、新年の幸を伝えるという伝説から、鶏鳴の滝と呼ばれている。
<滋賀県信楽町にて>