10月23日 宮地山と五井山
更科日記に出てくる宮地山(右)
古典の魅力に取り付かれ、更科日記や土佐日記を完読した少年時代、紅葉の名所
と言われた宮地山の名を見つけて、登りたいと思いつつ、半世紀近くも過ぎてやっと
願いが叶った。今の東海道は中世時代以降で、更科日記の主人公が東から上った
頃は、東海道は宮地山の中腹の峠を越えていたことを初めて知る。
紅葉も「もみじ」ではなく、今でも中腹に二千本余り群生している
「コアブラツツジ」、別名「ダントウツツジ」の真っ赤な紅葉のことだとを改めて知る。
<御津町宮地山にて>
五井山頂から蒲郡市内を望む(右)
361mの宮地山頂からは正面に渥美半島、東に豊橋の市街地など豊川流域を
望める。北側には東海道や東名高速道路が見える。
尾根伝いに西に1時間ほど歩くと、454mの五井山に着く。山頂からは
真下に蒲郡の市内が広がり、三河湾に竹島・大島・小島、右に西浦半島が見える。
<蒲郡市五井山にて>