八方池(2060m)             2011年10月09日


 ハイカーが数珠繋ぎで歩いている八方尾根

 朝、5時過ぎに家を出て、久しぶりに名鉄ハイキングに参加、 7時前の1号車に乗車して、目的地の八方池に向かう。
 青空の下、阿智PAの銀杏は黄色く色付き、今日のハイキングは期待できそう。  豊科インターで降りると、わさび園の右折車で大渋滞。  優美な有明山、55年前に登頂した燕岳、仁科三湖を眺めるうちに、白馬村に到着。
 八方尾根の向こうに、白山連邦の山々が見えてきた。  八方尾根の麓に、13年前に登った、オリンピックの白馬ジャンプ台が見える。  八方尾根ゴンドラリフトの八方駅に到着。  ゴンドラ「アダム」から、小蓮華山、白馬岳を見ながら、兎平へ。
 青空には、赤蜻蛉を思わせる、パラグライダーの群れが飛び交っている。  アルペンクワッドリフトに乗り換えて、黒菱平へ。 この辺りの紅葉は真っ盛りである。  13年前に乗った、黒菱第3リフトと長野オリンピックスタートハウスが見える。
 グラートクワッドリフトで第1ケルンを通り過ぎて、標高1831mの八方池山荘にあるスタート地点へ。  家を出てから、実に7時間半もかかる。
 二本の木道はハイカーで溢れている。 天狗の頭の天狗尾根が見えてきた。  コースは2つに分かれ、岩場登りコースを進むと八方山ケルン(石神井ケルン)がある。
 第2ケルン(息ケルン)とその後ろに不帰の嶮が見えてきた。  標高2035mにある「八方ケルン」を過ぎると八方池ももう直ぐだ。
  スタート地点の八方池山荘   地図の中央の赤い「+」印が八方池山荘です      <長野県北安曇郡白馬村大字北城にて>
 八方尾根の風景を、下記の「八方尾根」のボタンをクリックして81枚のスライド写真でご覧ください。


 八方池の池面に映える北アルプスの天狗の頭

 八方池を過ぎ、最後の登りを超えると、白馬三山の左に天狗の頭が現れ、 正面に八方池、後ろに鋭突の不帰の三つの嶮が見えてきた。
 八方池に映る天狗の頭は、今回の優美な風景のひとつである。、  八方池を左回りに回る。 丘の上に「第3ケルン」が見える。  唐松岳、不帰の嶮、天狗の大下りと云われる大キレット、天狗の頭の尾根は山頂まで見えるが、 白馬三山の山頂が雲に覆われているのが残念。
 八方池の南、標高2080mの丘の上にある第3ケルンへ。  丘の上から、北アルプスの山々に抱かれた八方池を十分に堪能してから下山開始。  第2ケルンを過ぎた分岐点で、復路は木道を下る。
 木道は帰りを急ぐハイカーで数珠繋ぎ、左手に、雲に隠れていた鑓ヶ岳(2903m)の山頂が見えてきた。  更に、杓子岳(2812m)、白馬岳(2932m)も山頂がやっと現れ喜びが増す
 リフト駅の前では長い列が出来、やっとのことでバスに乗り込む。  2時間のウォーキングに、往復15時間も掛けた一日であった。
  八方池   地図の中央の赤い「+」印が八方池です      <長野県北安曇郡白馬村大字北城にて>
 八方池の風景を、下記の「八方池」のボタンをクリックして68枚のスライド写真でご覧ください。

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21世紀からの山歩き