一回目は道路工事、2回目は雨と山蛭に阻まれた野登山に3度目の挑戦をする。
亀山市安坂山町坂本にある、日本の棚田百選に選ばれた「坂本棚田」の駐車場からスタート。
東海自然歩道にある鶏足山表参道コースに入る。
登山道と並行する舗装された車道を横切ると諸霊安居の石碑や明智光秀の句など意味ありげなものが並ぶ
「土岐持頼の祠」の前に出る。
夢創庵の前の展望台から伊勢平野を眺め、
上に「鶏足山」、柱に「奉納醍醐天皇勅願」の文字が見える石門を潜って先に進むと、 左手に野登寺の寺門が見える。
野登山の山頂は右手にある道を進むのであるが、野登寺参拝後、山頂を探したが、全く標識もなく後で彷徨うことになった。
野登寺は醍醐天皇の勅命を受けて、仙朝上人が910年に創建したもので、現在、鐘楼、庫裏、本堂が再建されている。
本堂の前には1832年に長尾右衛門重教が寄進した石燈籠ガ立つ。
野登寺の裏山の鶏足山に建つNTT無線中継所を眺めた後、登山道を登り下りして右往左往しながら、
山頂のすぐ下にある、野登寺から国見広場への途中にある野登山山頂への分岐点に辿り着く。
山頂は三角点があるだけの取り柄のない場所なので、記念写真を撮って直ぐに国見広場へ。
途中にある国見石は、昔日には富士山も遠望できたと云うが今は眺望は全くない。
野登山の山頂近くに建つ二本の電波塔と鶏足山に建つNTT無線中継所の三本の鉄塔を背景に、
国見広場から伊勢平野、伊勢湾、知多半島を望む。
電波塔を背景に駐車場まで戻ったが、往復の登山道で一人の登山者にも遭遇することもない静かな山行であった。
野登山
地図の中央の赤い「+」印が山頂の場所です <三重県亀山市安坂山町にて>
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