最近開通した新名阪を走り、瀬田東ICから田上山系の主峰である太神山へ。
太神山(タナカミヤマ 600m)は湖南アルプスの一環である。 隣接する矢筈ヶ岳(562m)も寄ることに。
カーナビに案内され、上田上新免町経由で県道109号線不動寺本堂線に入る。
迎不動の手前の天神川沿いの空き地に駐車して東海自然歩道を進むと、左手に目印の大岩が現れ、太神山の道標に導かれ山道に入る。
新緑だけがとりえの平凡な道を登ると、泣不動が現れ、やがて、矢ヶ筈岳の分岐点に出る。
不動寺の境内を通り、不動明王を囲んだ大杉脇の石段を登ると、投入堂を思わせる長い柱の支えられた、
舞台造りの不動寺本堂が現れる。
不動寺は智証大師円珍の創建と伝えられ、室町時代前期に作られた舞台造りの本堂は重要文化財に指定されていて、
本コースの唯一の目玉である。
湖南アルプスの一端を示す、本堂脇の巨岩の間を潜ると、間もなく2等三角点がある太神山に到着する。
枝に取り付けられた小さな標識を見落としたら、山頂とは気が付かないようなところである。
引き返すと、「右折すると、300m先に休憩所がある」との表示に、昼食場を求めて進むと、道はどんどん下りになり、
大鳥居町からの登山口に出てしまった。
再び引き返し、分岐点から地形図を見ながら矢筈ヶ岳山頂に向かう。
記念写真だけ撮って、眺望の無い矢筈ヶ岳山頂から引き返し、迎不動の標識を頼りに左折する。
テープだけを頼りに、尾根を外さないように進み、ガイドブックに従い、御仏河原から富川道出会に向かっている積りだが、
何処を歩いているか判然としない。
方向だけは、少なくとも天神川に向かっている確信を持って歩いていると、右手谷底へ下る山道に沢山のテープを見つける。
ガイドブックで紹介されたコースと異なるが、天神川に至る道と判断し急坂を本願谷まで下る。
清流が流れる本願谷の渓谷は本日で一番快適なコースで、インターネット情報によると、この渓谷は山蛭がいないらしい。
涼を楽しみながら県道109号線まで出る。 天神川の浅瀬では子供たちが水遊びをしているので確かに山蛭の心配は無いようだ。
往路と同様に、復路も新名阪をと思ったら、四日市と四日市東の間で火災事故で通行止めの情報に接し、
急遽、名神に変更して帰路に着く。
太神山
地図の中央の赤い「+」印が山頂の場所です
矢筈ヶ岳
地図の中央の赤い「+」印が山頂の場所です
<滋賀県大津市田上森町にて>
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