全国的に上天気との予報と、最近の陽気で山の雪もかなり解けただろうと思い、
やや足をの延ばして、東海北陸道の岐阜大和インターを降りて、標高780mの母袋温泉へ。
オールシーズンレジャー施設「アウトドアイン母袋」にはスキー場、温泉、キャンプ場の3施設があり、
一人500円の入場料を要求される。
季節柄、スキー場もキャンプ場は閉鎖されていて、温泉だけが営業していたが、温泉に入るには入場料の他、
更に、400円が必要だと言われる。
母袋烏帽子岳への登山口は、この施設の中を通らないと行けないらしく、500円払って施設を横切るも、
やや割り切れない気持ちになる。
オートキャンプ場を通り過ぎると、判読困難な案内板に、母袋烏帽子岳登り口の文字を見つける。
林道の分岐点などは、案内板があるが、杉林の中の登山道は案内板が見当たらず、テープの目印も乏しく、
踏み跡だけが頼りだが、帰り道で道を見失い、登り返す一幕もあった。
「お助け水」への分岐点を過ぎると、林道を横切り、頂上まで1660m、後60分の標識がある。
この辺りから、雪の量が多くなる。
「白樺の道」や「ブナの道」の標識を過ぎると、標高1296mの小広場に出る。
この広場からは、鷲ヶ岳、大日ヶ岳、白山連峰などが目の前に広がり、時間が経つのを忘れさせる。
更に登山道を進むと、右手に東側の風景が広がり、北から、乗鞍岳、御岳山、中央アルプスの連山が見える。
やがて、母袋烏帽子岳の山頂に到着する。 山頂からは、梢の間から先ほどの山々が見えるのに加え、
大日ヶ岳の南に、福井県との県境に連なる毘沙門岳や西山が迫って見える。
日曜の上天気にも拘わらず、関所料金の影響もあるのか、ワンパーティーに擦れ違っただけであった。
山頂も含め、私共二人だけの貸し切り状態で、静かな山行を十分堪能できた。
母袋烏帽子岳
地図の中央の赤い「+」印が山頂の場所です <岐阜県郡上市にて>
母袋烏帽子岳の風景を、下記の「母袋烏帽子岳」のボタンをクリックして、19枚の写真でご覧ください。