虚空藏山(1223mm) から風越山(1535m)へ  2005年11月13日




     虚空藏山山頂から雲海(霧)の伊那谷を望む(左)               虚空藏山(1223mm)山頂にて(左)   

 

 最近は登山と言うよりも山歩き程度の山行が続いていたが、久しぶりに登山をと飯田市民に親しまれていると 言われている風越山へ向かう。  この山には秋葉山大権現が祀られているので、別名権現山とも言われている。  風越(カザコシ)山頂への途中に虚空藏(コクゾウ)山があり、名鉄ハイキングのコースにもなるほどの人気の山である。  中央自動車道の飯田インターで下りて、飯田市の北西の郊外にある風越山麓公園へ。  駐車場に車を置いて、押洞(休石)の風越山登山口の標識に従い、登山路に入るといきなり急坂になる。  周りは一面に朝霧が立ちこめて、見通しが利かない。  市街地の近郊なのに、深山に入った様な山道を進むと、白山社からの登山路との合流点の石灯籠に到着する。  上天気の日曜日なので、屯している数人の登山者に出会う。  登山道は整備されていて、幅も広く歩きやすい。  高度を増すに連れて、周りの木々の紅葉も鮮やかになり、やがて、秋葉大権現がある分岐点に突き当たる。  右側の道に進むと虚空藏山に到着する。  山頂から見える筈の飯田の街並みは雲海のような朝霧に包まれ、 伊那谷を埋め尽くした白雲の向こうに南アルプスの山並みが見える。  山頂の展望台で一服して、風越山に向かう。

 虚空藏山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<長野県飯田市にて>






         紅葉真っ盛りの風越山を歩く(左)                      権現山と呼ばれる風越山山頂にて(左)   

 虚空藏山山頂から尾根伝いに歩くと、秋葉山大権現から左側の山道を通り、 延命水経由からの登山道と合流する。 太田を過ぎると紅万作の群生地である。  道端に立てられた標識を読みながら登山道を進むと、赤い鳥居がある。  その後ろの石段をよく見ると、大きな一枚岩の中央に刻まれた石段である。  やがて、重要文化財に指定されている「白山社奥宮」に到着。  そこから山頂までは、登山道らしくなり、ロープの登りもある。  山頂は林の中にあり、梢の間から周りの山々が見える程度で、 昼食を済ますと直ぐに下山開始。  虚空藏山山頂への分岐点から、今度は延命水のコースへ。  此方は南西斜面に当たり、広葉樹が広がっていて、紅葉のトンネルを歩いているようだ。  周りの景色に上機嫌になり、再び秋葉大権現を経て、風越山麓公園へ。  公園の中を一周して帰路に就く。    

 風越山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

<長野県飯田市にて>



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21世紀からの山歩き