寒狭山(945m)へ      2004年11月6日





       二等三角点がある静かな寒狭山山頂(左)                  例年に比べてやや物足りない段戸湖畔の紅葉(左)

 紅葉の名所として、最近、全国的に知られるようになった足助の香嵐渓から、紅葉と名水を求めて 県道33号瀬戸設楽線に入り、寒狭川(豊川)の上流の本谷へ。  本谷沿いの33号線の崖からパイプで放出される清水は数年前にテレビで放映され、 最近も放映されたとのことであるが、兎に角、いつ訪れても、数台の車が常時駐車していて、 順番待ちをしている。
 一台が積み込む水量も半端ではなく、重量制限一杯まで詰め込む車もある。  今日も、順番待ちの車で溢れていたので、パスして、2等三角点のある寒狭山に向かう。

 県道から東海自然歩道を横切って、林道を進むも、路面の悪さに躊躇して、途中で車を下り、 林道を歩く。  車止めを超えて更に林道を進むと、植林の看板があり、その左手に登山口の標識がある。
 眺望のきかない、彩りの少ない平凡な植林を進むと、突然、NHKの共同アンテナに出くわす。  一度下って登り返すと、寒狭山の頂上になる。 この山は別名寒狭川と呼ばれる豊川の上流にあるが 川は「かんさ川」と呼ばれるのに対して、山は「さぶさ山」と呼ばれている。  山頂には二等三角点があり、登山は私どもだけかと思っていたら、三角点を巡るのを目的にしている 男性に遭遇した。  帰りに、順番待ちして清水をポリタンクに詰め、段戸湖を一回りして紅葉を楽しんだ。

 寒狭山 地図の中央「+」印が山頂の場所です

 段戸湖 地図の中央「+」印が湖の場所です

<愛知県設楽町にて>


                                                         
    伊勢峠の旧トンネル付近の紅葉(右)

 県道33号線の大多賀から旧伊勢神トンネルに向かう道は、今年も綺麗に紅葉していて、 見応えがあった。  毎年、夏になると、幽霊騒ぎで、テレビ放映される旧伊勢神トンネルは、この時期、 静かな紅葉に取り巻かれていた。

  伊勢峠の旧トンネル 地図の中央「+」印が湖の場所です

<愛知県足助町にて>
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21世紀からの山歩き