大摺鉢の滝と小摺鉢の滝        2005年10月19日





              大摺鉢にある大摺鉢の滝                            小摺鉢にある小摺鉢の滝

 魚止の滝への分岐点に立つ標識に初心者は魚止の滝の進路に向かわずに、左手の大摺鉢へのコースに進むようにとある。  整備されたハイキングコースを歩いていくと、60坪ほどの広さの摺鉢型の淵に出る。  滝は傾斜した岩石の上を滑るように淵に流れ込でいる。  落差7mで滑路の長さは12m程か。  淵の大岩に彫られた「八徳」の文字は大正11年に堀田知事が書き込んだものと言われている。
 上流から、カメラを片手に持った男性が降りてきた。  この先は足場が悪くて行けないと言う。  日本の滝100選の一つである八淵の滝にカメラを持って訪れる人は多いだろうが、 八つの滝の内で、容易に行けるのは、この大摺鉢の淵だけらしい。
 岩に打ち込まれた、コの字型の鉄枠に両手両足をかけながら、大摺鉢の上流に出ると、落差5m、滑路7m程の小摺鉢がある。  四方を大岩が取り囲んだ淵の広さは大摺鉢の10分の1程である。  ガイドブックには、この先、貴船の滝までの登山道は「ハシゴ・クサリ注意」とある。  上流から下りてきた若いペアーに、鎖場はどんな感じですかと尋ねたら、「とてもスリルが有りますが十分に行けますよ」と 饒舌に説明してくれたので、先に進むことにする。    

滝の場所 地図の中央「+」印が滝の有る場所です

<滋賀県高島市にて>

滋賀県の滝