西教会とキューケンホフ公園    2003年5月5日

 プリンセン運河畔に建つプロテスタントの西教会(左)

 オランダの旅の最大の目的は、フェルメールを尋ねることであったが、 日程の関係で「マウリッツハイス美術館」は初めから断念する。 出発間際になって、国立博物館内で 発ガン性物質が発見され、現在閉鎖調査中だという。 こんなことなら、出直して来たのにと臍を噛む。 

 替わりに、アムステムダムの運河巡りになる。 中央駅と旧証券取引所の間の運河クルーズ乗り場から 出発する。 右回りでムント塔、マヘレの跳ね橋を眺めるも、この季節特有の糸雨と小さな窓で、 両岸に建つ建物の一部しか見えない。 やがて、プリンセン運河に入り、高さ85mの塔を持つ西教会の 下を通過し、アンネ・フランクの家をカメラに収める。

<ブリュッセルにて>




 キューケンホフ公園の水辺に咲くチューリップ(右)

 アムステルダムの西南、北海に面した海岸の砂丘地帯に拡がるチューリップ畠の中にある キューケンホフ公園はヤコバ伯爵夫人の所有地で、狩や台所(キューケン)として供していたのが、 公園の名になった。

 若葉が眩しい林の中の芝生の間を流れる小川や池の岸に咲いたチューリップなどの花々を眺めていると、 まるで奥入瀬の新緑の中にチューリップが咲いている様な錯覚を覚えた。

キューケンホフ公園の花(1)

<キューケンホフ公園にて>

オランダーを歩く